出版社内容情報
犯罪を超えたその先に、本当の闇がある。2日間の悪夢と、孤独な愛情の物語
直木賞受賞第1作 書下ろし長編小説
「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない」
東野 圭吾[ヒガシノ ケイゴ]
著・文・その他
内容説明
犯罪を越えたその先に、本当の闇がある。二日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。
著者等紹介
東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年大阪府生まれ。1985年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞を受賞。06年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
122
諸悪の根源はただ一人、○○○。展開はすぐに読めてしまったが、それは言わば作者の思惑通りで、メイン仕掛けには全く気が付けなかった。当然将棋のことにも。2009/05/28
mura_海竜
108
初、東野さん。図書館のリサイクル本。心理描写のうまさが物語の明瞭さにつながり、引き込まれた。警察加賀の洞察力のすごさ。警察との尋問やり取り。犯罪の事実がわかっているのでハラハラドキドキ。どこにでもいそうな家族、前原家。夫も夫なら妻も妻のどうしようもない親。かわいそうなのはその子供。被害者の女の子も。介護や痴呆、親を看取ることも。病気の重い人が見舞客にまで気を使う場面。色々考えさせられた。前原家の秘策や祖母の件は早い段階でわかった。「新参者」もリサイクル図書で手に入れ背表紙に管理ナンバーもなく新品。楽しみ。2013/04/23
こうじ
103
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった!好きな加賀恭介シリーズ!父子の関係がなんか良かった^_^最悪なのは、加害者家族だね。自分勝手過ぎる被害者の事なんか関係ないみたいで。こんな家族にはなりたくないと思ったよ^_^;2015/08/09
かずよ
87
こんな両親いそうで怖い。自分だったらと置き換えてよんでしまった。なんかリアルで怖かった一冊でした。2009/10/11
mikea
86
加賀恭一郎シリーズ。加賀の鋭い観察力が今回も犯人家族を追い詰めていく感じがリアルでした。家族の視点、松宮刑事の視点で語られる展開は、どのように落ち着くのか・・・と推理を巡らせましたが、大体のところは予想通りだったので、今回は少し物足りなかったかも。2010/07/24