内容説明
あの夏から8年…「和歌山カレー事件」で逮捕・拘置された林眞須美のだれも知らない真実がついに浮き彫りになる。
目次
序章 散り散りになる家族
第1章 バカママでした
第2章 夢見たがりの、いつもヒロイン
第3章 子どもたちの試練
第4章 死刑判決への微笑
第5章 胸騒ぎの控訴審
第6章 壊れゆく家族
終章 最後の闘い
著者等紹介
林眞須美[ハヤシマスミ]
1961年7月22日、3人兄妹の長女として和歌山県で生まれる。大阪の看護学校卒業後、林健治氏と結婚、1男3女の母。98年7月の和歌山カレー事件で、同年10月逮捕。02年12月の一審、05年6月の二審とも死刑判決を受け、現在上告中
高橋幸春[タカハシユキハル]
1950年、埼玉県生まれ。75年ブラジル移住、パウリスタ新聞社勤務。78年帰国後フリーライター
長冨俊和[ナガトミトシカズ]
1961年、千葉県生まれ。「女性自身」の記者として、人物ルポや宮崎勤・連続幼女誘拐殺人事件をはじめ、和歌山カレー事件、「てるくはのる」による京都小2男児殺害事件、大阪・池田小児童殺傷事件など、数多くの事件を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちゃん
7
これを読んでも真相はわからない。やっているんだとしたら、人間じゃない。自分の子供たちに平気で嘘をつき続けるなんて。でも、やっていないなら、もっともっと反論すると思うんやけど。どちらであろうと、この本を読んで彼女に腹が立ち、より不快な思いが強まった。性格的に苦手すぎる。2014/08/14
3939タスタク
6
金への執着の強さから考えると、保険金詐欺に関してはクロだと思うのだが、夫が出所後、保険金詐欺への関与は認めたものの、カレー事件に関しての関与は否定している。何でも、『金にならない事をやってもしょうがないとの事』だそうだ。 そう云う意味ではこの事件自体、良く判らない事だらけのような気がする。被告の自白も無しに、状況証拠だけでの有罪、しかも死刑判決と云うのは法治国家としてどうなのか?何だか怖い気がしないでもない。2013/03/22
ふみ
0
これだけじゃ何もわからないなぁ…というのが感想。神のみぞ知る。2015/10/31
naginuko
0
子どもを持つ母親の気持ちが切々と…と言いたいところだが、謎は深まる。カレー事件はさておいても、それまでの保険金詐欺は認めているのである。やはり二面性があるのだろうか…?2015/03/30
コギー
0
三度目の再読。2020/07/22