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ヴィンテージ・シックス

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062134507
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

6人の直木賞作家が贈る、芳醇、至高のアンソロジー。ワインは愛をはぐくみ、愛は物語を生む。

著者等紹介

石田衣良[イシダイラ]
1960年東京都生まれ。1997年「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2003年「4TEENフォーティーン」で第129回直木賞を受賞

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。1990年「幸福な遊戯」で第9回海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。1996年「まどろむ夜のUFO」で第18回野間文芸新人賞、2003年「空中庭園」で第3回婦人公論文芸賞、2005年「対岸の彼女」で第132回直木賞をそれぞれ受賞

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。1991年「ビフォア・ラン」で作家デビュー。1999年「エイジ」で第12回山本周五郎賞、2001年「ビタミンF」で第124回直木賞をそれぞれ受賞

篠田節子[シノダセツコ]
1955年東京都生まれ。1990年「絹の変容」で第3回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。1997年「ゴサインタン」で第10回山本周五郎賞、同年「女たちのジハード」で第117回直木賞をそれぞれ受賞

藤田宜永[フジタヨシナガ]
1950年福井県生まれ。1986年「野望のラビリンス」で作家デビュー。1995年「鋼鉄の騎士」で第48回日本推理作家協会賞、1999年「求愛」で第6回島清恋愛文学賞、2001年「愛の領分」で第125回直木賞をそれぞれ受賞

唯川恵[ユイカワケイ]
1955年石川県生まれ。1984年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、デビュー。2002年「肩ごしの恋人」で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

71
【ワイン】をモチーフに、6人の直木賞作家が競演するアンソロジー。良いワインの味わいは〈芳醇な〉と表現されることが多いと思うけど、この言葉が似合う素敵な物語が揃っている。〈栓を抜く〉という儀式のような動作が、ボトルの中で眠っていた時間が再び動き始める象徴になっているようだ。乱暴だけど〈あの日〉と〈いつか〉の物語に分けられると思った。特別な人と出逢った年に造られたワイン。いつか一緒に飲む日を夢みて大切に保管されるワイン。特別な日に飲んだこの味を覚えていようと誓うワイン。特別な誰かと一緒に……。2015/05/09

ワニニ

43
熟成され、香りや味が深まるワインをキーアイテムにした、人気作家6人の短編集は、イイ感じに酔える。ヴィンテージワインを買おう、飲もうと思うのはやはり特別で、何か思い入れがあればこそ。だから、どんな生き方と、どんな話と絡めるのか…角田光代のストーリーは特に好きだ。それにしても、この順番が絶妙。石田衣良でホロっとさせて、角田で逃避&希望を見出し、重松清は優しいという名の優柔不断に、もの凄くイライラしたけれど、篠田節子の面白さで救われ、藤田宜永で夢見心地な気分に、最後は唯川恵の愛で締め括る。オトナなアンソロジー。2015/06/05

こたろう

14
直木賞作家6人によるワインがテーマのアンソロジー。短篇ながらどれも読み応えあり。やはりワインだから熟成ってことなのか、大人が主人公の落ち着いた話が多く、静かな気持ちで読めた。角田光代「トカイ行き」は味の記憶から過去を受け入れていく流れがすごく好き。唯一、重松清「ひとしずく」はザラッとした話。この方はほんと人の気持ちを掘り起こすのが上手いなぁ。2010/11/03

りか

14
私が好きな作家の角田光代さん、石田衣良さん、重松清さん、篠田節子さん、唯川恵さんがワインをテーマに書かれた短編集でした。どのお話もそれぞれの作家さんらしいお話でとても楽しく読むことがでしました!特に重松清さんのひとしずくは秀逸です。2010/07/27

ゆい

13
07よりも読みやすい!石田衣良と角田光代が最高、唯川恵は相変わらず堂々とした色っぽさ。07の中の話は暗くて切ないものが多かったけど、今回は優しくて前向き。一息に読了です。ひとつだけ、重松清…あれはきつい。ストレスがたまりそうな話で、最後にああまとめてくれなかったらもっと辛かった!でも総じてすごく良かったです。アンソロジーいいなあー!2014/06/12

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