イサナと不知火のきみ

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062134224
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

たつみや章が描く海洋冒険とロマンの新シリーズ

海の民の娘と龍王の子が出会ったとき、悪しきものにて閉ざされた深海の闇に一筋の光が届いた!

霊力を持つ海の民の娘イサナと、父を海で亡くしたモリ撃ちの名手クレ、そして不知火(しらぬい)の海を支配する龍一族の最後の生き残り、ヒコナ。不知火の海を恐怖と悲しみで汚すものに、彼らは敢然と立ち向かう!



たつみや 章[タツミヤ ショウ]
著・文・その他

東 逸子[アズマ イツコ]
著・文・その他

内容説明

綿津見一族の娘イサナは、不思議な声に導かれ、大船を造るための大木を探しに、兄やクレとともに船出した。やがて声のするマツの木を見つけるが、その中には龍王の子が封じこめられていて、イサナが木から助けだしたために、龍の魂をねらう悪しきものや恐ろしいシャチに追われることとなる…。神とともに生きる海の民綿津見一族と、不知火の海を支配する龍一族の海洋冒険ファンタジー。

著者等紹介

たつみや章[タツミヤショウ]
1954年生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒。1991年、『ぼくの・稲荷山戦記』で講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。その後、『夜の神話』『水の伝説』(以上いずれも講談社)の「神さま3部作」を発表、『水の伝説』で1996年度の産経児童出版文化賞JR賞を受賞。『月神の統べる森で』(講談社)で、1999年度の野間児童文芸賞を受賞する。熊本県在住

東逸子[アズマイツコ]
佐賀県生まれ。東京芸術大学デザイン科卒。エッチングでイラストレーターとしてのスタートを切る。以後、ドローイング、造形などでも独自の世界を開拓する。「光と闇の結婚」「テュリス」「MONUMENTS」などの個展で銅版画作品を発表している。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

24
*古代日本ファンタジー*綿津見一族の娘イサナは、不思議な声に導かれ、兄や友人クレと共に船出した。やがて声のするマツの木を見つけるが、その中には龍の子が封じこめられていて…。神と人が共存する古代日本を繊細なタッチで描く、新シリーズ!?(紹介文・他より)――著者による恐ろしいまでに綿密な古代史、民俗学の調査をバックボーンに秘めながらも、誰にでも分かりやすい言葉で紡ぎだされた、古代日本ファンタジーの傑作再び登場!  ⇒続き2014/04/16

びっぐすとん

16
たつみや章さんと東逸子さんのコンビの縄文から弥生への過渡期を描くファンタジー『月神の統べる森で』シリーズが大好きなので、こちらも読んでみた。こちらは日本神話の世界。海辺のムラの巫女と海の神との交流と冒険のファンタジーも面白い。こっちの方が少し現代的でライトかな?この1冊で終わるのかと思ったら続くのか。続きも読まなきゃ。2020/12/02

湖都

14
月神シリーズと同じ世界観ということで読んでみた。あちらは縄文と弥生、邪馬台国のイメージだが、こちらは古事記の雰囲気。海が舞台。文体や登場人物は、こちらの方がかなり柔らかくて娯楽要素が強い。主人公のイサナは、元気いっぱいで勇ましく魅力的なヒロイン。謎の少年クレとのほのかな恋も甘酸っぱくて可愛いし、ジン爺(なぜか大小2人いる)や龍のヒコナとの掛け合いも楽しい。テンポがいい。挿絵もやはり美麗。さらっと読んだけど、結構このシリーズ好きかも…。2020/08/10

さなだ

9
図書館 イサナおとこまえだな!ヒコナが生意気で可愛い。クレの本当の名前はなんなんだろう。2009/11/16

メル

7
面白かった!綿津見の神を信仰している綿津見の一族たちの話。主人公イサナが異国の少年クレ、不知火のきみの息子ヒコナとこれからどう関わっていくのかが楽しみ!東逸子さんの挿絵が素敵すぎた。挿絵がついてる本を読むのは久しぶりだから顔とか想像しやすくてよかったな。私好みの本でした。2016/12/09

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