内容説明
今夜は、元美形ソロシンガーの吉本からボイス・トレーニングを受けた生徒たちの「発表会」…。東京で喘いでいた彼らの歌声が流れ始める。ますますヴォルテージを高める「ヒキタワールド」。最新作は―欲望に憑かれて喘ぎ、喉が掠れてしまった東京に巣食う人間たちの「歌声」を集めた連作短編集。
著者等紹介
ヒキタクニオ［ヒキタクニオ］
１９６１年福岡市生まれ。デビュー作『凶気の桜』に続き『鳶がクルリと』が映画化される。２００６年、『遠くて浅い海』で第８回大薮春彦賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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葉芹
11
芸能界の片隅の下流で生きる吉本のボイストレーニングの店に来る人間模様の連作。ヤクザを書かせたらやはりうまい、行永は魅力的だ。随分積ん読本だったが、開いてしまい一時。ヤバいヤバい。寝よう。2013/10/14
うめけろ
5
東京の裏の世界の連作集、という感じでしょうか。色々と面白かったですが、個人的には、例えばカズヤを主人公に据えて、裏世界のサブストーリーをちりばめながらどのように立ち直っていくか、という長編にした方がもっとのめり込めたかな、という気がします。2012/09/25
ちょん
1
歌手を諦めたボイストレーナーの吉本のもとに集まってくる寂しい人たち。性描写がわりかし多くて辟易した感じだったが、必要な描写ってことでしょう。 出版社/著者からの内容紹介 この喘ぎが聞こえるか？ ますますヴォルテージを高める「ヒキタワールド」。最新作は欲望に憑かれて喘ぎ、喉が掠れてしまった東京に巣食う人間たちの「歌声」を集めた連作短編集。 大藪春彦賞・受賞第1作！ 今夜は、元美形ソロシンガーの吉本からボイス・トレーニングを受けた生徒たちの「発表会」……。東京で喘いでいた彼らの歌声が流れ始める。 2010/03/19
apple
0
これ読んじゃうと東京って街が怖くなるね。成功者と敗北者。勝つために必要な道具。自分を傷つけることでしか生きていけない心理。芸能界って怖い！結構な重さがあり、途中苦しくなるけど、ラストの話で救われた！2010/07/22
たかふみ
0
★★★☆☆2013/11/22
