ニッポンを解剖する―養老孟司対談集

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062133449
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あなたは今の日本が、本当に好きですか?
「この国のふしぎ」を考える養老節炸裂の対談14連発!

「先進国はアフガンという「田舎」が怖いのだ」――中村哲(NGOペシャワール会現地代表)
「敵(かたき)だっても、でァじにしろ これがイエスの心です」――山浦玄嗣(開業医、ケセン語研究家)
「裁判傍聴人、オウム法廷で林郁夫の号泣を見る」――佐木隆三(作家)
「ニッポン国民はすべからく参勤交代にて虫捕りをすべし」――奥本大三郎(埼玉大学教授)
「家の子郎党が「お家」のためにがんばる会社とは?」――岩井克人(東京大学経済学部教授)
「虫の知らせか、太古の記憶か?どうも最近、火山が気になる」――石黒耀(作家)
「母は家族の日常を支え、父は書斎で本を読む」――加地伸行(同志社大学専任フェロー、大阪大学名誉教授)
「ちゃぶ台片せばベッドルーム 日本の家には思想がない!」――藤森照信(東京大学生産技術研究所教授、建築史家)
「隠棲に憧れ、晴耕雨読 人生いまがいちばんです」――細川護煕(元内閣総理大臣)
「カボチャとサツマイモはもう一生、見たくない」――半藤一利(作家)
「いまここにいるみなさん、1人残らず、死ぬんですよ!」――瀬戸内寂聴(作家)
「『万葉集』は緊張感のみなぎるアウトサイダーの文学だ」――リービ英雄(作家、法政大学教授)
「好きな仕事をしたければ仕事にしたことを好きになれ」――玄田有史(東京大学社会科学研究所助教授)
「フィクションを書いて体験した「なんてバカな戦争をしたんだ」」――福井晴敏(作家)

内容説明

あなたは今の日本が、本当に好きですか?「この国のふしぎ」を考える養老節炸裂の対談14連発。

目次

『万葉集』は緊張感のみなぎるアウトサイダーの文学だ―リービ英雄・作家、法政大学教授
先進国はアフガンという「田舎」が怖いのだ―中村哲・NGOペシャワール会現地代表
敵だっても、でァじにしろこれがイエスの心です―山浦玄嗣・開業医・ケセン語研究家
裁判傍聴人、オウム法廷で林郁夫の号泣を見る―佐木隆三・作家
好きな仕事をしたければ仕事にしたことを好きになれ―玄田有史・東京大学社会科学研究所助教授
ニッポン国民はすべからく参勤交代にて虫捕りをすべし―奥本大三郎・埼玉大学教授
家の子郎党が「お家」のためにがんばる会社とは?―岩井克人・東京大学経済学部教授
虫の知らせか、太古の記憶か?どうも最近、火山が気になる―石黒耀・作家
フィクションを書いて体験した「なんてバカな戦争をしたんだ」―福井晴敏・作家
母は家族の日常を支え、父は書斎で本を読む―加地伸行・同志社大学専任フェロー、大阪大学名誉教授
ちゃぶ台片せばベッドルーム、日本の家には思想がない!―藤森照信・東京大学生産技術研究所教授、建築史家
隠棲に憧れ、晴耕雨読。人生いまがいちばんです―細川護煕・元内閣総理大臣
カボチャとサツマイモはもう一生見たくない―半藤一利・作家
いまここにいるみなさん、一人残らず、死ぬんですよ!―瀬戸内寂聴・作家

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。62年、東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。67年、同大学院医学系研究科基礎医学専攻博士課程修了。その後、同大医学部教授となり、95年に退官。東京大学名誉教授。その興味の範囲は、科学、自然、思想、教育、文学と広範囲に及ぶ。主な著書に、『からだの見方』(第一一回サントリー学芸賞)、『バカの壁』(第五七回毎日出版文化賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

25
大ぶりな本だが、その分字が大きくて読みやすい。対談者が万葉集のリービ英雄さんや奥本大三郎氏、中村哲など錚々たるメンバー。経済学者の岩井克人、火山学者の石黒耀と普段対談で出てこない著者も出てきて良い感じ。2023/01/28

阿部義彦

15
養老孟司さんの対談集です。主に脳の都市化の話、虫の話、仕事、生き方、死に方の話など。面白かったのは玄田有史さんとの仕事論、みんなやりたい事を仕事にしてるんじゃない、逆にいえば、好きな事を仕事にするのなんて簡単なんだ。自分がやらなきゃいけない事を、好きだと思えばいいんだから。には納得。また細川護煕さんとの対談で本当にこの人は清々しい位政治からは縁を切って自分の好きな事(今は陶芸)に夢中で充実した人生を送ってるんだなー。曰くいい歳をして、人に生き方を聞くんじゃないっ(笑)やりたい事が、無いってのが信じられん。2016/02/24

ジュースの素

8
各界の14人との対談。改めて書く事もないが、日本の都市化への危惧、実態の無い教育への不安、生涯現役と言う呆れた妄想など、今を嘆かざるを得ない話が多かった。養老氏がいつも提唱している参勤交代制に私も賛成する。養老氏が箱根に建てた家のデザインにはちょっと驚いた。これはかなり前の本だが、それは関係ない。思想や思いは新旧などないのだ。2018/09/20

ゆー

1
よくまぁ色んな切り口から話が続くなぁ。 建築のことから内と外とか。瀬戸内寂聴のここに居る人あと100年もすればほぼみんな居ないって、自分もカフェとかで思って話したことある。でもそういう事を思ったのは身近な人が死ぬかもしれないってなったから。それから色々なものの考え方が変わったなぁ。対談集本当に面白い。2023/03/21

冬眠

0
様々な有名人との対話。面白かった相手は半藤一利さんと瀬戸内寂聴さん。正直、後者は今まで嫌いだったけど、両者とも養老先生とよく話があっていたと思う。ともに戦争を経験し、死生観が似ているせいだろうか。軍歌で盛り上がったり、出家について語り合ったり、いつになく養老先生も楽しそうで何より2013/12/11

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