ロウアーミドルの衝撃

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062129930
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

今や、日本人の8割が「中流の下(ロウアーミドル)」以下。社会の地殻変動が始まった!

所得階層の二極化でビジネスはどう変わるのか?政治は?経済は?あなたはこの変化に耐えられるか?すべての答えがここにある!

2005年になって景気が上向いてきたのは、原因を分析すれば、その大半が中国関連特需であることがわかる。また企業収益が伸びたのは、まぎれもなくリストラ効果だ。この間に日本に起こった変化の本質は、長期衰退の中で所得階層が二極化し、M字型社会へと移行したことである。すなわち、人口分布が中低所得層と高所得層にピークを持つ階層社会の出現だ。この構造変化は、日本人にとって極めて重大な意味を持つ。――<「はじめに」より>

大前 研一[オオマエ ケンイチ]
著・文・その他

内容説明

今や、日本人の8割が「中流の下(ロウアーミドル)」以下。社会の地殻変動が始まった!所得階層の二極化でビジネスはどう変わるのか?政治は?経済は?あなたはこの変化に耐えられるか?すべての答えがここにある。

目次

序章 本質が見えない理由
第1章 日本の構造変化と「M字型社会」
第2章 ロウアーミドル時代の企業戦略
第3章 ロウアーミドルの意識改革
第4章 生活者大国への処方箋
第5章 本当の構造改革はこれだ
第6章 新しい繁栄の法則

著者等紹介

大前研一[オオマエケンイチ]
1943年、北九州市生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。経営コンサルティング会社マッキンゼー&カンパニー日本支社長、本社ディレクター、アジア太平洋会長等を歴任。95年退社。96~97年スタンフォード大学客員教授。現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長。また、起業家育成の第一人者として、2005年4月にビジネス・ブレークスルー大学院大学を設立、学長に就任。02年9月に中国遼寧省および天津市の経済顧問に、また04年3月、韓国・梨花大学国際大学院名誉教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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太田青磁

13
2025年には日本の中位数年齢は50歳を超える・日本人の持ち家信仰は、誰もが総中流であるという前提に基づいて生まれてきた・自分は車を持つ必要があるのか・無理に塾に通わせて中学校から私立に行かせることが、本当に子供のためになるのか・役人たちは自分の仕事を正当化するために、非効率この上ない許認可システムを国民に押しつけている・国が全国共通のシステムを作り、それを各自治体で利用できるようにすれば無駄がない・自ら考え、自分で答えを見つけ出す・仮に1000万人を一単位とすると、日本は10〜12の道州に分けるのが妥当2014/03/31

Kei

12
久しぶりに大前さんの本。これは2005年の本だが、前に読んだ大前さんの本とほとんど主張は変わっていない(同じ)。相変わらずこの分析力のすごさには驚かされるし、今回読んで思ったのは、資料の見やすさも参考にすべきものがあるな、と。アメリカ来る前の過剰労働によって、全然勉強しておらず、こっちの人たちのレベルの高さに圧倒されているので、しっかりと勉強頑張りたい。2017/05/23

ありんこ

5
4月の消費税増税で日本人がさらに苦しい生活を送っている中、だいぶ前に書かれたこの本を読んでみました。車を手放すことはできないけれど、子供の教育については、我が家では塾に通わすことなく、家庭での会話を増やすため一緒に勉強しています。田舎に暮らそうとする若者も増えてきているとか。日本人一人一人が、自分の価値観を見直す時ですね!2014/11/18

Yohei

5
★★★☆☆日本の一億総中流からロウアーミドルに向かい、これから収入増が期待できない日本社会になると予想。そのための政府の問題に加え、国民自身がそのことを認識し、マスコミの情報操作により高付加価値の商品を購入させられるのでなく、自分のプライオリティにしたがって満足感を得られる生活を思考し直すべきだと提言している。お金があるから買うのであればともかく、限られた資産の中でマイホームや車など本当に自分が必要なものは何なのか、考えさせられる内容。2013/09/09

元吉

1
★★★★☆ 世帯収入で考えるとずっと中流だったようだけど生活は全然楽じゃない。金銭とか時間的な余裕とか、幸福感を得られなかった四半世紀。 消費者郡を分析して、自分らしき集団がポジショニングされたのが「DOM」と呼ばれるグループのようだ。DOMとはダーティ・オールド・マンの略だって(苦笑) 本書で目玉は、氏の提言する国家財政の救済策と税制改革案だと思う。コストを1/10にする政府リストラ案、そして資産課税と付加価値税という至ってシンプルな徴税方法。20年後に政治家が議論しているんだろうなと思った。 2006/04/11

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