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黍の花ゆれる

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062129022
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

いつかは鹿児島に帰ってゆく“流人”西郷隆盛を、強く、いさぎよく支えた奄美の島妻・愛加那。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡市出身。昭和52年、東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社編集局入社。昭和55年に渡米し、7年暮らした後、建築都市デザイン事務所勤務を経て、建築関係のライター。平成14年、「まれびと奇談」で九州さが大衆文学賞佳作入選。平成15年に、「桑港にて」で歴史文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともくん

35
西郷隆盛と、島妻である愛加那の物語。 今ひとつ、盛り上がりに欠けた印象。 自分的には淡白で、読み進めるのに苦労した。2022/03/03

007

31
★★★★☆ 西郷隆盛が奄美大島に流刑された際の島妻(現地妻)の話。一緒に暮らしたのは短期間。自分の立場をわきまえながら西郷を支え、子ども二人を育てる姿に強さと潔さを感じました。奄美の女たちが手甲に刺青をする「針突」という風習があったことを初めて知ったり、奄美特有の文化風習について参考になりました。2015/03/06

kawa

14
幕末、一時的に奄美大島に流された西郷隆盛と縁のあった島妻・愛加那の物語。薩摩に抑圧・搾取されていた奄美大島の人々の様子や独自の文化が興味深い。人権などという発想がなかった当時であるから、愛加那や子供たちの苦難もさほど特別のものではなかったのだろうけれど、西郷の子供故に、島に残れなかった子供達やそれに耐えた母親の心情を考えると切ない。最後で子供達がそれなりの人生を歩んだということで救われる思い。 2016/07/30

プクプク

7
西郷隆盛の島妻となった愛加那の話。奄美で子どもと共に生き、その当時のさまざまな文化やしきたりを守りながら夫の帰りを待つ。西郷との約束通り少し大きくなった子ども菊次郎、菊草も鹿児島に送り出し、奄美で燐と生き抜いた愛加那。女性作家さんならではの目線で表現で女性を描く、素敵な作品だった。植松さんにはまってしまいそうです。2019/05/26

浅葱@

6
物足りなかったです。西郷吉之助(隆盛)が奄美に島流しになったときに、島妻となった愛加那の人生の物語。描きたかったものがはっきりしなくて。幕末の奄美の置かれた不公平さや愛加那の揺れる気持ちなどいい素材があっただけに物足りなさが残念、というか勿体なさがあり。うーん。動乱の時代の遥かなる地方を描くって難しいんだろうね。2013/01/01

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