透明な旅路と

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062128360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

男は、血管が透けて見えるほど白い頚を絞めて、女を殺す。男は、車で逃げる。月の光が注ぎ雨の降る夜、少年と幼女が、男の運転する車の窓ガラスを叩く…。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で、第35回野間児童文芸賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いしかわ

40
靄がかかった状態から、ゆっくり視界が晴れていく。不穏な空気で、想像も出来ない怖さを纏っていたけど最後は 優しさに包まれるような本当に不思議な話だった。すこし怖くて、すこし不思議で、でも優しい。今の季節に読むには丁度良い物語。シリーズもので、全編があるらしいので 読んでみたい。2014/06/26

ぶんこ

28
最初のうち、すぐに怒って暴力をふるう主人公がいやで、読み続けられるかなと不安になりました。 母親に、死んだ兄の名前で呼ばれて育つとは、母も子も、そして父も祖母も辛い。 行き詰った主人公が、別の世界に入り込んだ? いたいけなカコちゃんと接するうちに、優しくなっていく主人公。 最後は涙が静かに流れてきました。2014/05/18

こぽぞう☆

12
不思議な雰囲気。街娼を殺した男が、少年と少女を車に乗せる。3人のやりとり。さらっと読めた。2017/03/13

いっちん

11
正直よくわからない。白兎の存在や和子の存在はなんとなく理解できたけど吉行は?結局、人なのか死に向かう人なのかイマイチよくわからなかった。ただ、妻や子供を愛せなかった吉行が和子と過ごすことによって愛おしいという気持ちを持つことができた事はよかったんじゃないかな。2017/02/27

calaf

11
主人公は、吉行明敬ではなく白兎だったのか...で、これはシリーズ物?白兎の話ですよね?2013/10/12

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