内容説明
父・康次郎とともに二代にわたって作り上げた強固な「西武王国」は、あたかも「砂の城」のように崩れ落ちようとしている。彼はどこで、何を間違えたのか。堤一族の興亡と堤商法の破綻。
目次
第1章 堤商法の原点
第2章 康次郎と義明
第3章 西武グループの分裂
第4章 富の源泉―増え続ける資産のカラクリ
第5章 「ふたつの西武」の終焉
第6章 義明の時代
第7章 揺らぐ「究極の節税システム」
著者等紹介
立石泰則[タテイシヤスノリ]
1950年、福岡県に生まれる。中央大学大学院法学研究科修士課程修了後、経済誌編集者、週刊誌記者等を経て、独立。ノンフィクション作家。著書には第15回講談社ノンフィクション賞受賞の『覇者の誤算―日米コンピュータ戦争の40年』(講談社文庫)などがある
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感想・レビュー
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道三
10
事実は、小説よりもえなりかずき…もとい、奇なり。横溝正史や山崎豊子の小説もぶっ飛ぶ堤一族の人生をこの一冊で知ることが出来る。西武王国中興の祖、大政治家にして大事業家だった康二郎氏は、昭和が生んだ怪物だった。彼は、天皇家を支配しこの国の王として君臨したかったのかもしれない。 セゾングループを率いバブル期の文化形成をリードした清二氏と西武グループの王として、この国の政治、経済、スポーツに多大な影響を及ぼした義明氏。功罪ともに大なれど、この国を食い散らしたバケモノ達の生き様を是非、多くの人に知ってほしい。2016/06/07
snakedoctorK
3
コクド こんなに落ち込んでいたのか。 これでライオンズをよく持ち続けられてるなぁ。 2022/11/26
kK11D
1
卒論用2013/01/05