ローレライ、浮上

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062127509
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

内容説明

小説家vs映画監督。異なるジャンルの表現者ふたりの出会いによって『ローレライ』は始動した。まったく新しいエンターテインメントの台頭を予感させる対談集。

目次

序章 惹かれあう魂―邂逅以前
第1章 遭遇―雷光の中
第2章 プロット完成へ―基礎構築期
第3章 増える物量―小説版執筆
第4章 果てしなきアレンジ―脚本改訂作業
第5章 キャラクター整理と装幀作業
第6章 執筆の儀式―ヒット作の秘密
第7章 撮影開始―肉を削り閉所恐怖症を乗り越え
終章 得心―ローレライが二人にもたらしたもの

著者等紹介

福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年東京都生まれ。1997年、警備会社に勤務する傍ら、初めて応募した小説『川の深さは』が第43回江戸川乱歩賞の最終候補となる。翌1998年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビューを果たす(両作とも講談社より刊行)。1999年に刊行した受賞第一作『亡国のイージス』(講談社刊)は日本推理作家協会賞、大藪春彦賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞、2002年刊行の『終戦のローレライ』(講談社刊)は吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞をダブル受賞という快挙を成し遂げた

樋口真嗣[ヒグチシンジ]
1965年東京都生まれ。高校卒業後に東宝撮影所にアルバイトとして入り、「ゴジラ」(1985)で造形助手を務める。以後数々の作品に特撮、特殊技術、絵コンテ、脚本などで参加。1992年「太陽が引き裂かれた日~東京大地震」でマルチメディアグランプリ・展示映像部門に入賞。1995年に特技監督を務めた「ガメラ大怪獣空中決戦」で日本アカデミー賞特別賞ほか数々の賞を受賞。1999年の「ガメラ3 邪神覚醒」では、飛躍的進歩を遂げたデジタル映像技術を駆使し、さらに高密度の映像を描出した。他に「新世紀エヴァンゲリオン」「ふしぎの海のナディア」「さくや 妖怪伝」「殺しの烙印 ピストルオペラ」「修羅雪姫」「ドラゴンヘッド」など多くの作品を手がける。「ローレライ」では待望の本編監督を務め、従来の邦画の枠を大きく打ち破る大作を完成させた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

6
映画「ローレライ」原作者と監督の対談集です。企画から、映画製作まで時系列に何回か行われた対談が面白いです。アニメ的に欲しい絵を作ろうとするこのお二人が、周りに振り回されていく過程が興味深かったです。押井守さんの本で出てきた「真ちゃん(樋口監督)思ったこと言えないもん」という文章をなぜか、納得してしまった本でした2020/04/20

なつみかん

2
映画・ローレライはその原作のポテンシャルからするとガッカリだったのだけれど、それは只の失敗ではなくて、前向いて闘ったものだったのですね。2014/06/28

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