内容説明
いまは亡き、懐かしい、魅力溢れる人々。麻雀を通じて知り合った芸術家たちを、心優しくえがいたエッセイ集。
目次
雨―吉行淳之介さん
月―阿佐田哲也さん
桜―尾上辰之助さん（先代）
松―芦田伸介さん
菊―園山俊二さん
桐―柴田錬三郎さん
牡丹―秋山庄太郎さん
菖蒲―近藤啓太郎さん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっこちゃん
1
どの方の話も面白かったが、阿佐田さんと辰之助さんの話が秀逸でした。 阿佐田さんの話では、ねえ、アナタ、ねましょうよと、名寄岩の、エピソードが大好きです。辰之助さんの話では、六代目を、フィルムで見たときの事は、まるでその場にいたように想像できます。 何より嬉しいのは、それぞれの人を、何となくではあっても、顔なり、作品なりを、知っていることです。2020/09/18
