内容説明
大恐慌直後のアメリカにまだ見ぬ実父を訪ねた混血児、真壁作夢。その出生の秘密は現代文明の矛盾に根差していた。進化とは、進歩とは、そしてユートピアとは何か。情報学の旗手がアメリカニズムの起源に迫る、瞠目の歴史思想小説。
著者等紹介
西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京生まれ。東大工学部卒、東大大学院情報学環教授。『IT革命』(岩波新書)、『ペシミスティック・サイボーグ』(青土社)、『デジタル・ナルシス』(岩波書店、サントリー学芸賞)ほか著書多数。情報学研究の第一人者として知られる
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