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夏王朝―王権誕生の考古学

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062121651
  • NDC分類 222.02
  • Cコード C0022

内容説明

殷に滅ぼされた伝説の夏王朝は果たして実在したのか。『史記』など古典籍の徹底分析と、最新の考古学的調査により、メソポタミアやエジプトに並ぶ幻の古代文明と王都が検証されるまでのすべて。

目次

プロローグ 中国のルーツを求めて
第1章 伝説の時代
第2章 夏王朝は実在したか―伝説と史実のはざま
第3章 考古学からの探索
第4章 王権の誕生
第5章 二里頭文化の生活
第6章 中国的世界の形成
終章 実在した夏王朝

著者等紹介

岡村秀典[オカムラヒデノリ]
1957年生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。現在、京都大学人文科学研究所助教授。専攻は東アジア考古学。2000年、第十三回浜田青陵賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

6
夏王朝について最初の2章は古典籍の夏王朝の解説、3~5章は考古学から発見された文化(龍山文化など)で二里頭遺跡が夏王朝最後の都であることを解説している。夏王朝に関して書かれているものは少ないから何も考えずに購入してしまったが、すでに文庫本版で読んでいたみたい。何をもって王朝と定めるかは儀礼が行われていたかどうかで、二里頭遺跡にはその儀礼の場があったとのこと。文字がない時代だから当然断定はできないですね。夏王朝では焼肉で、殷王朝以降は煮物にしていたとは面白い。2017/09/13

maqiso

1
夏について書かれた古典籍と発掘された遺跡や物を組み合わせて、王権の発生や文化の競合を推定している。遺跡の構造から儀礼を復元したりしているのは面白いが、遺物の説明はちょっとくどい。2019/04/19

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