内容説明
めまぐるしく組み合わせが変わった「平成連立政権」のなかで、政治改革の流れを堰き止めてきたのはだれか。じつは、世間でいわれる「抵抗勢力」とはまったく異なる政治家の名前を挙げなければならない。それは、小泉純一郎、山崎拓、加藤紘一、森喜朗、青木幹雄、野中広務、村山富市、武村正義の八人である。この八人の政治家は、「第二の敗戦」ともいえる現在の苦境を招いた、まさに「A級戦犯」なのである。本書では、彼らの犯した償いきれない悪辣な政治行動を、歴史の真実として、私が今回初めて公開する資料をもとに克明に書き記している。
目次
第1章 自民党大分裂
第2章 うたかたの細川連立政権
第3章 非自民連立政権の崩壊
第4章 自社さ連立政権誕生と新進党
第5章 自社さの限界と「保保連合」
第6章 自由党結党と自自連立
第7章 自自公から自公保へ
著者等紹介
平野貞夫[ヒラノサダオ]
1935年、高知県に生まれる。1960年、法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻修士課程修了。この年、衆議院事務局に就職。1965年、園田直衆議院副議長秘書、1973年、前尾繁三郎衆議院議長秘書。委員部総務課長、委員部部長などを経て、1992年退官し、同年の参議院議員選挙に出馬。自由民主党、公明党の推薦を受け高知県選挙区で当選し、その後、自由民主党に入党。羽田派を経て、1993年に新生党、1994年に新進党、1998年に自由党の結党に参加。2003年、民主党に合流。議会運営と法律運用に精通する唯一の政治家
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