子供たちの戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062118927
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

戦時下というギリギリの生活環境にあっても、人々は逞しく生きていた。そこにはやはり恋があり、歌があり、食があり、性があり、日々の小さな喜びや悲しみがあった。多感な少年たちが経験した銃後の「生」と「性」。もうひとつの戦争の貌が、ここにある。傑作連作小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

teitowoaruku

1
当時は日本中にいた軍国少年を主人公とした短編集。時折現れるカタカナの言葉が、実に無邪気な子供の独白らしくていい。無邪気な子供たちは、戦争によって変わっていく大人たちの姿を目の当たりにすることになる。2021/12/19

あきこ

0
この本はどんな戦争のものとも違う。小説として読んでも面白い。子供の心の動き、気持ちの揺れがよく描かれていて懐かしいような気持ちになれる。また、これが戦争中の普通の子供たちの日常と考えると、その無邪気さの陰にある世の中の空気感が恐ろしい。子供たちの純粋な気持ちが戦争へ駆り立てられていく、その恐ろしさ、教育の怖さを知ることとなる。子供の目からみた大人たちの振舞いも見逃せない。戦時下では人間の本質が滲み出てしまう。それも戦争の恐ろしさの一つだ。2011/11/02

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