内容説明
「前年は年賀状が来なかった人に今年はどうする?」「ストーカーは金を払えば止めてくれる?」「過去のある女性は結婚相手に告白すべき?」など、身近な人生相談に答えると不思議なくらいスラスラわかる。経済学の「最重要問題」50。
目次
「中華の達人」は家でも料理をすべきか?―分業
主婦には数学なんていらない?―合成の誤謬
競争のない世の中はどうなる?―比較優位
商売敵の奥さんが藤原紀香似だったときは?―非価格競争
専業主婦が財産を半分主張するのはおかしい?―サービス
キムタク似の高校生は東大に行くべきか?―レント
一〇〇メートル走は脚の速さ順に組分けすべきか?―市場競争
ストーカーは金を払えば止めてくれるか?―コースの定理
お見合いのベテランがニューハーフを選んだのはなぜか?―逆選択
理想の人を探しつづける秘書は結婚できるか?―制約付最大化問題〔ほか〕
著者等紹介
西村和雄[ニシムラカズオ]
1946年、北海道に生まれる。東京大学卒業。ロチェスター大学でPh.D.を取得。日本、カナダ、アメリカの大学で教えた後、京都大学経済研究所教授。日本経済学会会長を2000年度に務める。複雑系経済学の第一人者として国際的に活躍するとともに、文部科学省によるセンター・オブ・エクセレンス(COE)の一つである複雑系経済学研究プロジェクトのリーダーも務めている
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感想・レビュー
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こむ
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経済の法則・原理がかかれてあり、日ごろ生活する上であてはまることが多々見られた。そのため、一見、広すぎて役に立たなそうと思う内容でも、世の中を俯瞰して、かつ大まかな方向性を理解するためには法則・原理は大切だなと思わされた。個人的に、包絡線定理がしっくりきた。制約を自分に課さないためにも、日々教養を積もうと改めて思わされた。2015/02/21
31monks
0
ギャグ本。でも経済学の用語から道徳的な教訓を読み取りたがる人々が一定数いることを思い出させてくれるという意味では示唆に富む本。2012/08/08