内容説明
思考の極みへ。表現の限界へ。言語の彼方へ。東大駒場の俊英教官たちが、教養学部学生を前に考え抜き、語り尽くした臨界点。
目次
第1章 「語りえぬもの」の語り―哲学の思考(『論理哲学論考』と「人生の無意味さ」について;世界の閃き―ハイデガーの思考;歴史の物語論と「物語りえぬもの」;「無」・荒野に咲く花)
第2章 「語りえぬもの」との対峙―宗教の智慧(空海における「源」ということ;酒と杯が溶け合うとき―イスラム神秘主義の世界;西洋中世における幻視と死者追悼;表現者としての神と人間―エックハルトの神秘思想)
第3章 「語りえぬもの」の表現―芸術の美(芸術という名の宗教―ゴッホをめぐって;金子光晴「うれひの花」のありか―詩と絵画の彼方へ;「言い表せないもの」の詩学―チュッチェフ「沈黙!」の逆説)
著者等紹介
宮本久雄[ミヤモトヒサオ]
1945年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。博士(学術)。専門は哲学
岡部雄三[オカベユウゾウ]
1952年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はヨーロッパ神秘思想
野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。専門は哲学
門脇俊介[カドワキシュンスケ]
1954年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は哲学
高橋哲哉[タカハシテツヤ]
1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。専門は哲学
竹内信夫[タケウチノブオ]
1945年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフランス近代詩、密教思想
杉田英明[スギタヒデアキ]
1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。学術博士。専門は比較文学比較文化・中東地域文化研究
甚野尚志[ジンノタカシ]
1958ネン生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。専門は静養中世史
三浦篤[ミウラアツシ]
1957年生まれ。パリ第四大学文学博士。東京大学大学院総合文化研究科助教授。専門は西洋美術史
今橋映子[イマハシエイコ]
1961年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。博士(学術)。専門は比較文学比較文化
沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門はロシア・ポーランド文学
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感想・レビュー
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void
ひつまぶし