感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うちこ
8
少し前に読んだ『運動脳』で、かつてアメリカで大ヒットしたというこの本を知りました。グイグイ引き込まれる内容で、久しぶりに読書に没頭しました。 読みながら何度かフィギュア・スケート選手のトーニャ・ハーディングを想起しました。 自分の居場所を作るために必死な、頑張り屋さんのアスリートがどんどん鬱の波に呑まれていく。 心の内部の状況説明がうまく、ユーモアのセンスも含めて、気が利きすぎて頭が良すぎて、なんていうのこういうのは。時代の寵児？ ポップでキュートな横山やすしみたいな人だな、と思いながら読みました。2023/10/01
Lucie
1
自分にもあるある、と読みながら頷いてしまうのが多々あった。高校の時やたらこの本を読んでたな・・・。人間関係も勉強も何か全てが上手くいかない(今もそうだけど)。そんな悶々としていたからか、読んでいて救いなようなものを感じれた。気づいてないだけでうつ病の人は沢山いるんだろうな。 「四歳の時、大好きなものを思うだけで、人生は生きる価値のあるものになった。そして今も、それはそう変わらないのだと思える。」この言葉、当時も今も元気を貰え明日も頑張ろうと思える言葉です。2017/05/24
KounoNao
0
映画化タイトルに引かれ。絶版？内容は、言葉や概念が現代に当てはまらないことや著者が高学歴なことも手伝ってか、いろいろ混雑…丸飲みにしたら大変な断定もいくつかされているので注意…。こういった著作からうつ病への「広範囲すぎる捉え方」がひろがって行ったのかも知れない？と、ふと思った（著者の抱えるメイン問題はうつ病というよりパーソナリティの病だと思うから）。でも、ＳＳＲＩ（ここではプロザック）はこういう状態にも効果があるのは確かで、そうして今の日本で既にＳＳＲＩがとてもたくさん処方される薬になっているのも現実。2010/12/20
せがわ
0
自らの経験を本にしているわけだが、文章書きなだけに生々しく書かれている。頭が良い人らしいというのは感じ、それゆえ割と状況を把握できているのだが、だからこそ生まれる苦しみもある…というのも垣間見ることができた気がする。ただ、やっぱり読んでるとたまにイライラしますｗ2010/09/09
ゆき
0
メタメタな精神状態をここまでリアルに書ききられている。イライラもしたが、まさになった人の精神状態が伝わってきた。2009/08/18
