「エンタメ」の夜明け―ディズニーランドが日本に来た!

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062103480
  • NDC分類 689.21
  • Cコード C0095

内容説明

小谷正一、堀貞一郎、ウォルト・ディズニー…。稀代のプロデューサーたちが、エンタテインメント・ビジネスの礎を築いたあの頃へ、タイム・スリップ。

目次

1 史上最大のプレゼン
2 ディズニーを呼んだ男
3 パッカードに乗った次郎長
4 黒い蝶
5 世界の国からこんにちは
6 祭りのあとさき
7 ウォルト・ディズニー
8 利権の海
9 白いキャンバス

著者等紹介

馬場康夫[ババヤスオ]
ホイチョイ・プロダクションズ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

113
おもしろかった。東京ディズニーランドが誘致されるまでの経緯から、そもそもその立役者である人々がどのような経歴を経てきたのか、テレビ放送、万博といった日本のエンターテイメントビジネスがどのようにして始まっていったのかを、当時の人々の発言などからたどる一冊。まさかホーンテッドマンションのゴーストホストの正体が明かされてしまうとは思わなかった。2022/08/02

ぼっちゃん

46
【アメトーク読書芸人でビビる大木さんが紹介していた本】ディズニーランド誘致に尽力した2人のプロデューサーを軸にしたノンフィクション。浦安の埋め立て地に何を作るかの企画アイデアの段階でも色々あるが、ディズニーランドを誘致したいと決まった後は、ディズニー経営人の好みの飲み物まで調べプレゼンするなど誘致にかける情熱がすごい。またプレゼン時に示した初年度、2年度の観客動員数もぴったりだったということなので調査力もすごいな。物語としても面白いが、ビジネス書としても良いかも。【文庫版はなかったのでkindle版】2023/05/05

レモン

43
夢と魔法の感動秘話ではないので注意。東京ディズニーランド招致に奮闘した男たちの物語。中盤まではディズニーとはあまり関係のない初のテレビ放送や万博のエピソードが披露されるが、小谷正一という人物を知るには欠かせない。よく知らない人物がたくさん出てくるので読み進めるのに一苦労だったが、剛腕・辣腕と言われた凄い人達がたくさん関わっていたのか、としみじみ感じた。革の装幀の企画書や、通訳を介さないオーバーアクションの日本語でのプレゼンなど、人の心を掴む人はやることが違う。2022/05/23

canacona

28
ディズニーランドがやってくるまでのお話、なのだけど、それを作り上げた人達の物語が面白い。小谷正一はE.T.に感銘を受けて、和田誠が描いたスピルバーグの似顔絵を持ってアメリカへ感想を言いに行ったり、驚くような行動力があって、そしてぐっと人の心をつかむのが上手。良くも悪くも活気があって勢いがあって、日本はこうやって作られてきたんだろうなぁ。ディズニーランドのホーンテッドマンションの声は、この時プレゼンをしていた堀貞一郎のものが気に入られて今でも使われているそうな。今度気にして聞いてみたい。2023/05/01

hnzwd

18
ディズニーランドを日本に招致した堀貞一郎と、その師匠とも言える小谷正一の物語。ディズニーの裏話だけでも凄いのに、電通立ち上げてたり、大阪万博だったり、、エピソードが濃過ぎです。少しだけ出てくるような登場人物も凄い。大阪万博の出演者にブレーンを依頼された三島由紀夫が依頼を断り、万博終了2ヶ月後にあの事件を起こしちゃうとか、、出来過ぎでしょ。。堀に対して「まだまだ」と言い続けた小谷の最後の言葉もカッコいい。。ディズニー本だと思って読まないのは勿体無い一冊でした。2024/03/20

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