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竜と舞姫

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062101127
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

宝亀8(777)年、遣唐使節の従者として唐にわたった14歳の小麻呂は、かつて遣唐大使として入唐し、そのまま長安に滞在した藤原清河の娘、喜娘と出会う。このときから、見ず知らずのふたりのあいだに見えない糸が結ばれはじめる。少年の志、少女の夢。海を越えて、ひとつになるふたりの思い。唐と日本を舞台にした歴史青春ドラマ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

27
777年の遣唐使。藤原清河と唐の女性の間に生まれた娘=喜娘が日本へと向かう。ところが、船は途中で半分に折れ、唐の正使も死亡。漂流するのに邪魔になる死者や病人を次々に海へ落としながら、奇跡的に日本へ辿り着く。しかしその後の人生は不明。この数奇な運命をたどった女性を軸に、当時の東アジア情勢や(渤海や朝鮮半島との関係)安氏の乱の後の唐、日本国内の不穏な動き(桓武天皇即位前のゴタゴタ)などか活写されている。一応児童書なのだけれど、大人が読んだ方が楽しめると思う。ちょっとしたボーナスをもらった気分で読み終えた。2023/08/07

今夜は眠れない

6
佐竹美保のイラストに惹かれ手にとる。舞台は8世紀末。日本と唐を背景に遣唐大使の娘と使節従者の関わりを描く。 こんなことあるの?というエピソードもあるが、この時代はあまり書かれていないので面白かった。2016/04/16

shizuca

6
再読。中学生のときに購入して、以来ずっと本だなにありました。実家に戻って懐かしくなって読み始めたら、止まらずにこんな時間に。歴史モチーフで、どこかしら哀しい雰囲気がある作品です。ごまかしとかない話で、辛い場面もあるけど心に残る場面もあるから読了したらすっきりした気分になります。2015/04/13

真夜中

5
小学生か中学生の時に、佐竹美保さんの絵に惹かれて手に取った一冊。唐と日本の間で揺れる歴史ロマン作。宦官の存在を初めて知って(当時の私にとって)とても衝撃だった。今思うと、日本の歴史を好きになって受験の時に日本史選択をしたのもこの一冊の存在が大きかったかも。あまり有名ではないようなので、児童文学好きや歴史小説好きの人にぜひ読んでほしい一冊!2016/05/13

高嶺

1
翼さまと翔さまの名前がアイドルっぽいと思いました。ていうか、子麻呂以外は大体が実在した人物なのですね。喜娘さんとか。2012/05/16

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