百合祭

百合祭

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062100328
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

秀抜な構成と人物造型!高年者の愛と性の衝動。話題沸騰、北海道新聞文学賞受賞の注目作!渡辺淳一氏・李恢成氏絶讃の「新しい小説」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

11
帯に書いてある渡辺淳一さんのコメントが的を得ていて座布団十枚あげたくなるくらい。女はいくつになったら女から解放されるんだろう。年を重ねることで人様には見せないように心の奥にしまった生々しさは今では機能しない子宮の中でも悶々と疼いているような気さえする。女は死ぬまで女・・・いや灰になっても女。老女たちの恋のさや当ては中年女の恋よりも嫉妬が激しいのかもしれない。男は女がいれば元気に過ごせる生き物なのかもしれない。それは・・・お互い様か???なかなか奥の深い物語だった。2011/04/27

散歩いぬ

4
作中に「自分達は白雪姫を囲む小人達のようだ」と言う文があった。まさに男を囲んで一喜一憂する物語だ。老人の性愛を書いた小説。老女ばかりが住むアパートに、見目良く、素晴らしく口が上手く、手の早い八方美人(男?)の老男が入居してきたら…。就寝前の本だったが面白さに眠気がどこかへ行ってしまった。男が来てから女達は若返り、自惚れ、仲間に嫉妬・牽制し、敵対が決定的になる。大家の奥さんを頂点とした力関係があることを分かりながら連帯を保っていたが不満が噴き出す。つづく2012/09/05

ばる

2
なんだろ。。。おばぁちゃんになっても華やぐのはいいんだ、頬を染めるぐらいならさ。でも嫉妬にどろどろしたり、乳繰り合うのはなんか恐ろしいってかおぞましい?いくつになっても、女は女でいなくちゃならないのか。いつから色ボケとかいわれるようになっちゃうのかなぁ。怖いな。2011/05/08

1
タイトルがきれいで読んだが、中身は…じいさんばあさんのドロドロ2014/01/17

たんこ

0
長く未亡人だった祖母が存命で70代だったとき、孫子に知られずちゃんと恋愛していてくれたらいいな、とそばで思いながら見ていたことを思い出した。赤富士の方は怖い芯から怖い。2010/06/04

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