内容説明
神様は俺になにを求めているんだろう。有刺鉄線、電流爆破、大流血。そのいっぽうで高校生、こんどは大学生。世の常識を挑発しつづけるこの男は、道化か、カリスマか―。気鋭のノンフィクション作家が10年間の交流で目撃した生きざまのすべて。
目次
二十七年目の入学
お坊っちゃまと「どん底」
灰色のカムバック
方舟のつくり方
夢を、もっと夢を!
菜の花畑の向こうには
負けの美学
去っていった者たち
電流爆破のあとで
死に場所をさがす
原点が存在する
最後の道化
未完成への航跡
ここを過ぎて悲しみの市