霞が関 影の権力者たち

霞が関 影の権力者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 359p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062080347
  • NDC分類 317
  • Cコード C0095

出版社内容情報

政治家たちが官僚にいいように手玉にとられている様がよく見える。日本の権力の真の所在は官僚なのである。そして官僚のパワーの源泉になっているのが、情報の独占である。与党三党の行政改革プロジェクトチームが、九十二もある特殊法人を統廃合しようということで、その監督官庁からヒアリングしようとしたが、官庁側はしめし合わせてボイコット.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』91頁、より)

内容説明

「国家の大計はわれわれが決める」―省益第一を死守し、政治家をあの手この手で術中にはめ込む洗脳術。官僚の「組織の掟とマニュアル」とは。官僚支配の迫真ドキュメント。

目次

第1章 政治家を育てて“殺す”大蔵省の洗脳
第2章 人・モノ・カネ=外務省の「大国」への独走
第3章 外圧まで動員した「統廃合つぶし」の搦手
第4章 天皇家の憂鬱をさらに深めた“内と外”の力
第5章 北朝鮮が激怒した“お役所仕事”の顛末
第6章 人の痛みを通さない組織の掟とマニュアル
第7章 官僚の頂点・官房副長官の根回しと情報操作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巻野仁朗

2
1996年に書かれた本で、鳩山由紀夫や菅直人などの総理大臣になってから馬脚を現した政治家、加藤紘一などの今は亡き政治家も登場していて、少し昔の政治を知るのに良い資料だ。小泉純一郎氏は官僚の言う事に振り回されず、冷静に正論を語っており、後に名宰相となるだけはあるなと感心。阪神大震災での対応には愕然としたが、当時より法制度や物が整備された2011年の東日本大震災での菅内閣の無能振りを思うと対して変わっていないように思う。皇室問題、外交問題、防衛問題も日本の戦後体制の限界を現しているのではないか。2016/11/03

ランラン

2
政治家や官僚が裏でどんな動き、行動をしているのかを知ることができる1冊でした。「こうやって物事、政策は決まっていくのか」と一般には決して報道されない、決して知ることができない部分が書かれていてよくわかりました。2012/05/26

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