内容説明
理想の国家=全能の神。人びとに保護と平等を分け与えるはずの文明の産物。しかしその実体は、戦争を仕掛け税金を強要する凶暴な怪物ではないか。市場経済が国家にとってかわり、国家のない世界を構想する。新しい時代の新しい経済学。
目次
第1章 国家の正体
第2章 民主主義栄えて民滅ぶ
第3章 福祉国家は家族を破壊する
第4章 国家が生み出す悪夢
第5章 国家と個人の逆転
第6章 国家の中の暴力集団
第7章 母子家庭国家日本
第8章 政・官・財トライアングルのゆくえ
第9章 それでも官僚は不滅である
第10章 武家国家アメリカと豪商国家日本
第11章 国家のない世界