フェミニズムの彼方―女性表現の深層

フェミニズムの彼方―女性表現の深層

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  • サイズ A5判/ページ数 247,/高さ 22X15cm
  • 商品コード 9784062053105
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

近代から現代への女性の社会状況、表現の文化の変遷を明確に分析し、性差の制度と思考を超えたポスト・フェミニズムの可能性を予言する画期的なエッセイ。

目次

性差の文化と狂気―序章として
狂者の語り―狂気の視点の二重性
沈黙―女性表現の深層
悪魔祓いとしての詩―アン・セックストン論
狂気の共有―ドーリス・レッシングと現代のフェミニズム
自伝と小説―女性の表現
女性の自伝―母性領域への回帰
不毛なる母性による救済―ジョーン・ディディオン論
家族というトラウマ―富岡多恵子の『逆髪』について
悪女像の終焉―映像の中のファム・ファタール
小説、その消滅と繁栄
性という幻想―不毛と豊穣の構図のあとで