内容説明
初めて訪れた、青春。「純粋培養」された志穂子は、ひとを愛する喜びと苦しみを知り、ひとりの女性として歩み始める…。生命の歓びを謳う、長篇ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美雀(みすず)
29
志穂子というよりは梶井が主人公の話なのかな?と思いました。とにかく梶井が関わってきた女性は性悪だらけ。女遊びがそんなに派手とは思えないけど…。やっぱり絵葉書が志穂子に届いた方が良かったじゃないかな。尾辻のプロポーズを受けていたら、きっと悩むと思うし、ダテコ好きだな。彼女は一生ものの友達だよね2014/02/04
ざるめ
15
あ~このタイトルだから、こういう終わり方なのね(^^)志穂子さんの今後の健闘を祈る(^∧^)というか、そろそろ誰かが志穂子さんを止めた方が良いかも?(^^;)上巻でファンになったダテコさんの登場が少なくて寂しかった(._.)2021/03/23
豆大福
9
梶井にどうして惹かれるのか全くわからない。志穂子が梶井と別の人生を歩んでくれることを望んでしまう。2018/03/08
ほっそ
5
女の作家さんには書けない作品だと思いました。ヒロインの行動が、私には理解できない・・・でも自然に感じるのは、作家さんの力技かと思いました。 あまり読んでなかった作家さんでしたが、もっと読んでみたいと思わせる作品でした。2016/08/20
Isotoma
3
絵葉書で難病が治ったり、主人公の周りがほぼいい人ばかりだったりしても、ご都合主義の違和感を感じないのは、作者の、登場人物、特に主人公に対する愛情を感じるからではないか。2012/08/22