感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
55
時代の流れを感じました。クリーム色の表紙に個性的な黒縁眼鏡には懐かしさを感じさせられます。この有名な本が、現在、読書メーターで登録がたった『9』しか無い事に驚きです(2013.2.7)。元NHKアナウンサーであり『クイズ面白ゼミナール』の司会者であった彼の書いた往年のベストセラーであり、大人としての『作法』や『しきたり』、日本人としての『奥ゆかしさ』『さりげなさ』『律儀さ』『心遣い』『優しさ』『暖かさ』『いたわり』等、現代の日本人から消え去ってしまった大切なものを見つめ直させてくれる。『気くばり』ですね。
momogaga
40
読メ開始以前の既読本。昭和の人気アナウンサーが書いた超ベストセラーです。
山口透析鉄
23
著者、95歳まで生きていたようです。 結局、読んだ本はこれだけでした。 売れていた頃に家に本があって、一応、読みました。 どうせなら著者が担当していたTV番組絡みの話を読みたかった、というのが正直なところです。 この頃のベストセラーって、点描の表紙、流行っていました。 ロングセラーになるような本ではありませんでしたね……。
nagao.shiraz
1
義理の祖父からの推薦書だったので、というか現物をもらったので読んでみた。仕事、家庭におけるコミュニケーションとその源である心のあり方を中心とした、戒め、教訓、要するに説教であった。自分が生まれる前の1982初版のため、端々に現れる社会背景が高度経済成長期のそれであり、歴史書的な面白さが先に立ってしまった。ぼっちゃんとか読んでる気分。諭されていることは、一部さすがに現代にそぐわないものもあるが、大部分は普遍的な話なので、最近説教とか聞いてないし、素直に受け取っとくことにする。2020/07/27
鉄鍋
1
ずいぶん古い本だ。日本がGNP第二位だった頃の時代だと思うが今、読み親しんでも納得のいく内容だった。著者の「すすめ」は頭では素直に理解できるが、身体が心が思うように動かない。家の中でカミさんに「おはよう」という勇気がない。著者のすすめの勇気・判断・洞察が足りないのだ。挨拶が人間関係の基本であり人に心を砕くことが自分を幸せにする早道なのだとわかっているけど、先ずは勇気を出すところから初めてみるか。2018/08/22