内容説明
「美人の香骨、化して車塵となる。」いにしえの句を採って名づけた訳詩集『車塵集』は、脂粉の香もいたずらに、思いをつのらす娼家の美女ら中国女流詩人の絶句を、たおやかな大和ことばに移しかえて春夫詩の一頂点を示し、単なる訳詩集以上のものを流露させて時代を劃した。十七世紀ポルトガルの一尼僧の激しく秘めた恋を、幽艶な文章に翻訳した『ほるとがる文』ほかを併せ収めた。
目次
車塵集
玉笛譜
ほるとがる文
「美人の香骨、化して車塵となる。」いにしえの句を採って名づけた訳詩集『車塵集』は、脂粉の香もいたずらに、思いをつのらす娼家の美女ら中国女流詩人の絶句を、たおやかな大和ことばに移しかえて春夫詩の一頂点を示し、単なる訳詩集以上のものを流露させて時代を劃した。十七世紀ポルトガルの一尼僧の激しく秘めた恋を、幽艶な文章に翻訳した『ほるとがる文』ほかを併せ収めた。
車塵集
玉笛譜
ほるとがる文
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