世界の子どもライブラリー<br> トイレまちがえちゃった!

  • ポイントキャンペーン

世界の子どもライブラリー
トイレまちがえちゃった!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784061947467
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

内容説明

きらわれるまえに自分のほうからきらうことで、傷つくことなく生きられる―クラスのきらわれもののブラッドリーは、そう思っていた。ところが、転校生のジェフと知り合い、カウンセラーのカーラと話すうちに、ブラッドリーの心は変わりはじめた…。クラスで孤立した少年が立ちなおるまでの心の動きを追う感動作。小学上級から。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みーちゃん

62
みんなに悪者扱いされ素直になれないブラッドリーが、学校に来たスクールカウンセラーであるカーラに出会い、心を開いていく話。 素直になりたくてもなれないブラッドリーの行動がとてももどかしかったです。2人が別れた時のカーラの手紙は、思わず号泣してしまいました‪(╥﹏╥)‬ ブラッドリーが仲間と楽しく過ごすことが出来て、とても嬉しかったです。ブラッドリーのような子がいたら、私も助けてあげたいなと思いました。学校には、子供に寄り添ってくれるスクールカウンセラーの存在がとても必要だなと思いました。2022/02/18

めしいらず

24
人とうまく距離を取れない主人公。拒絶されるのが怖くて、自分の殻に閉じこもって周囲を遠ざけ、周囲にも遠ざけられますます殻にしがみつく。この根の深い悪循環に陥った主人公に、カウンセラーは一人の人としてごく当たり前に接してくれる。「自分」を抑えて周囲に合わせるのではなく、「自分」という個性を持った人間そのままを認めてくれる。そういうやり方がとても自然で共感できた。最後不条理に隔てられてしまう2人。主人公を思いやるカウンセラーの置き手紙に胸が詰まる。もっと沢山の人に読んで欲しい物語。2012/05/16

有無(ari-nashi)

7
原書で既読。嘘つきで乱暴ものなブラッドリーは、誰でも好きになれないタイプだと思う。でも、臆病なせいで良い子になるチャンスから逃げてしまい、問題児として扱われ続けることを受け入れてしまった気持ちは良く解る。変化するのには勇気がいるし、なかなかむずかしいこと。「おれ、いいやつになろうとしているのに、だれもチャンスをくれないんだ。」2013/06/30

けんとまん1007

7
少しの勇気を持つことの大切さが、よく描かれている。気恥ずかしさからくるのかもしれないし、自分を誤魔化しているのかもしれない。人は誰しもが持っている点なのかもしれない。そうそう、意地を張ってしまうということかな。そこをクリアできると、素晴らしい世界が待っている。そんな希望に満ちた本でもあるな。そして、それをサポートしてくる人の意義。そんなことができるようになりたいものだと思う。2013/05/16

天翠

6
これはすごい。ただの児童書と侮ることなかれ。児童カウンセラーを目指す人は絶対に読んだほうがいいと思う。あと心がしっちゃかめっちゃかになっていると感じている小さな子どもも。2008/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/114212
  • ご注意事項