内容説明
昭和8年、「麺麭」のメンバーと忌憚なく語り合った「同人雑誌に就て語る」から、同18年の「文化思想戦」まで、時代の状況に対して文学・思想の果すべき役割と意味を言葉少なに発言した記録。
目次
同人雑誌に就て語る
現代作家批判座談会
新文学のために
新しいモラルをいかにいかすべきか?
文学者の生活をいかにすべきか?
文芸ジャーナリズムをいかにすべきか?
日本の文化的現状―日本について
武田麟太郎を検討する
現代短歌の帰趨を語る
万葉集に関連して
国民文学的遺産の問題
人民文庫・日本浪曼派討論会
浪曼派の将来
小説の問題
時局と日本文化の使命
国語国字の問題
知識階級と大衆
日本の出発
文化政策の基本問題に就て
心の米英を撃滅せよ
国史の再認
改革期の文学
日本恋愛観
平田篤胤を偲ぶ
日本の神と道を語る
文化思想戦