内容説明
日本の首都・東京で家賃2万円以下でも楽しく暮らす痛快な人々。時間に追われず、モノに縛られず、金に執着しない。風の吹くまま気の向くまま。自分の中の“何か”にかけ、その感触を大切にしている若者。
目次
ボーカリスト 能登谷健二
正統派役者ビンボー 安達浩
謎の絵描き 金森雅子
ビートたけしを乗り越えん 佐竹チョイナ
パンクロッカー 内山健二郎
銭湯主義の銀座OL 川野睦美
目指せ工業デザイナー 佐久間雅行〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
barabara
7
私より年上の人ばかりの若かりし頃のビンボー物語、今時の貧困ヤングではなかった。登場してくる夢多き若者たちが20年以上経って、現在どんな生活をしているのか、そちらにすごく興味があるな。時代の波に上手く乗り、結構なセレブになっている人もいるかも…!2015/06/28
ピラックマ
2
余裕の時代だったんだなぁ、悲惨さが微塵も無い。2013/07/03
ふーいえ
2
この本が出て20年。この人たちはどうなってるかレポートして欲しいな。2012/08/19
buy-obey-consume
1
今なら悲壮感溢れる貧困ルポとして描かれるところだが、本書の連載時期はバブル末期であり軽いノリで面白おかしく書かれている。当時はまだビンボー生活を笑い話にできる余裕があったのだろう。自由気ままに生きる登場人物たちだが、なんとなく今頃は堅実に生きてそうな気もする。
hiratax
1
(20060209)著者の文章はQuick Japanで読んでいた。「銭形金太郎」で第何次かの貧乏若者ブームが到来する2006/02/09