内容説明
生・病・老・死―をめぐって、医師、看護婦、患者、家族…のあいだでくりひろげられる心のかようドラマ。戦後復興から高度成長をなしとげた日本経済そのままに働きづめできた経済記者が、自ら肝炎で長期入院をすることを契機に知った世界。生そして病、老を見つめ、死を考えるノンフィクション短編集。
目次
40年ぶりの学友
父離れの試練
男の死三代記
いとこ同士
グロリアの告別式
病院の景色
われら肝民族に幸あれ
死を看取るこころ
オカポンの青春
同時進行のドキュメント
年をとるということ
病、そして死
赤い実の話
時代の病理
看護最前線
人間のいる風景
病との闘い
看護のこころ
看護婦として、女性として
新たなる決意