内容説明
宝石、カメラ、ゴルフ用品などの高級ファッション、レジャー商品の輸出入で知られる老舗の総合商社=小川商会(本社東京)が総額1100億円もの負債を抱え、東京地裁民事8部に会社更生法の適用を申請してきた。1100人にのぼる従業員とその家族を守るため、保全管理人=宮野弁護士の必死の戦いが始まる。商社再建に賭ける男たちの感動の長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
4
著者の作品では「炎の経営者」と並び大好きな作品です。 仕事の取り組み方や人付き合いの仕方を考えさせられます。2016/08/13
Masashi
4
1984年に会社更生法の適用により破産した大沢商会と、その管財人の三宅省三弁護士をモチーフにした作品。 管財人という、これまでの経営者や1社員とは異なる視点で書かれている事。会社という組織が一枚岩になって再生していく事(どちらかというと、腐敗していく方が作品的には多い)。など従来の経済小説とは異なるのが個人的に魅力でした。2012/06/13
だっち
1
★★★★☆2017/03/17
ゼロワン
1
展開がハイテンボ過ぎ。くどくどする展開も好きではないが…。新聞のコラムを読んでるようだった(笑)2013/07/16
Non
1
自らの一番優れた点を信じて最善を尽くす。企業再生に尽力する人々の献身と、さまざまな事項への細心の気配り、そして胆力。2009/09/27