内容説明
俺は私立探偵だ。名前を早乙女ボンド之介という。なにをかくそう旗本退屈男、早乙女主水之介の子孫なのだ。さらにイギリス情報局ジェームズ・ボンドの血も流れているのだ。ドジな真暮警部が助けを求めてきた難事件珍事件を（それも１１件もだ！）名推理で、見事にジツに見事に解決した事件簿を公開しよう。
目次
高利貸し殺人事件
極秘研究殺人事件
ホモ・セクシュアル殺人事件
銀行強盗殺人事件
若手真打ち殺人事件
正一位稲荷殺人事件
ねじまわし殺人事件
みにくい日本人殺人事件
人毛かつら殺人事件
穴だらけ殺人事件
『講談社文庫』殺人事件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
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ミステリみたいなタイトルに騙されてはいけません。本作はユーモアＳＦ（すこしふしぎ？）であります。不可能犯罪の真相はいずれもドラえもんの秘密道具か、はたまたスーパー戦隊の怪人の特殊能力かといったノリ。ストーリーはあってないようなもの、全編にわたって目暮警部と早乙女ボンド之介のアホみたいな応酬が続きます。それぞれ20ページの分量で、さくっと読める全11編収録。後半は読者の側も馴染んだせいか、意外に周到に張られた伏線から解決に持ち出されてくるオカルトネタが何なのかを推理するという楽しみを味わえます。星4つ。2015/12/14
ひぽぽたます
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一気読み不可能な連作短編集。2009/11/08
冬至楼均
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一応ＳＦミステリーになるんでしょうか。2011/04/28
