講談社ノベルス
天山の巫女ソニン〈1〉黄金の燕

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 241p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061827967
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

超絶ファンタジー作品、登場!      魂を自在に飛ばすことのできる「夢見」の力。十二歳の巫女・ソニンは力が落ちるばかりで、故郷へ帰されてしまう。だが、思わぬ運命が彼女を待ち受けていた!

内容説明

夢見―自らの魂をはるか遠い土地へ放ち、自在に行き来する力。生まれる前からその素質を見込まれた少女ソニンは、雲をつらぬく針のごとき“天山”で巫女の修行に励んでいたが、十二歳のときに、「見込み違い」として故郷へ帰されてしまう。家族との再会、初めてできた親友―穏やかな生活も束の間、“沙維の国”の王宮で、第七王子イウォルの侍女として働くことに。二つの隣国“巨山”と“江南”の緊張が高まる中、王宮内部では、国を揺るがす大事件が発生してしまう―。第40回日本児童文学者協会新人賞受賞作。

著者等紹介

菅野雪虫[スガノユキムシ]
1969年福島県南相馬市生まれ。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題加筆した『天山の巫女ソニン(1)黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅてふぁん

32
巫女の素質がないと山をおりることになったソニンが、第七王子イウォルの侍女に。かなりな大事に巻き込まれているのに、淡々と話が進むように感じるのはソニンもイウォル王子も感情の起伏があまりないからかなぁ。ですます調の文章が辛い…。2018/08/06

16
続きが気になって一気に読み終えてしまった。ソニンが良い子で可愛い!12歳なのにとても智慮深く、それでいて年相応の純粋さも持ち合わせている。さらに行動力もある。ソニンは無敵だ。2013/01/24

翔(かける)

14
この物語を読みおえたとき、率直に「好きだ」と思いました。ソニンと一緒に、沙維の国を冒険している気分になります。自然に根ざした生活の空気を疑似体験しているような描写の巧みさにうなります。ソニンだけがイウォル王子の声を聞くことができますが、謎はまだ明かされていないので、続きを読むしかないですね。二巻以降は政治的駆け引きも増えてくるようなので楽しみです!2016/05/17

miwmiw

12
巫女の見込み違いとして天山を降りたソニンは、王宮で王子の侍女として生活する。文章が丁寧で昔話みたいで良かったです。恋愛もあるのかと思ったら無かったけど(これから?)、無くても爽やかで良かった。一生懸命で誠実なソニンの成長が楽しみ。2012/04/07

餡ドーナツ

8
守り人シリーズや勾玉シリーズのような読みごたえのある児童文学作品を探していたがついに良い作品に出会えた。ソニンは生まれたときから天山で育ったが故にものすごく純粋で読んでいて気持ちが良い。物語全体に関わってくる「モノの見方」「人の感情」について書かれているところはどれもハッとさせられとても印象的。天山では縁遠かった人々の感情を目の当たりにしたことでソニンがこれからどのように変わっていくのかが楽しみ。2013/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4032859
  • ご注意事項

最近チェックした商品