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講談社ノベルス
罪深き海辺

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  • サイズ 新書判/ページ数 537p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061827875
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

祝! 日本ミステリー文学大賞受賞!!  財政破綻寸前の港町に、大地主の遺産相続人が突如現れる。騙すか騙されるか。町に寄生した「毒虫」たちの生き残りをかけた戦いが始まる。著者渾身のエンタメ大作

内容説明

財政破綻寸前の港町に全財産を寄付するという遺言を残し、亡くなった大地主。6年後、その遺産相続人にあたる干場という青年が突如現れた。地元のヤクザ、土建屋、東京の企業舎弟…。干場の出現により、表面上は穏やかだった町に不穏な空気が漂い始める。そして相次ぐ不審死。誰が味方で、誰が敵か?もつれた糸が絡み合うなか、停年まぢかの老刑事が、町に巣食う「悪」に立ち向かう。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学中退。79年に小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年に『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門、94年に『無間人形新宿鮫4』で直木賞。2004年に『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、2010年に日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴールドアッシュ

19
周りに影響されることなく常に冷静沈着でブレない精神を持つ干場は魅力的だったが、彼の心情が明かされないまま話が進みラストでやっとその理由がわかった。果たして主人公は誰だったの?勝手に盛り上がって読み進めていたので終わりが味気なかったかな…。2015/07/18

ケンメイ

11
★3 千葉県らしき港町を舞台に、流れ者干場の登場でヤクザと町の有力者の利権争いに火を注ぐ。あまりハラハラ感は無く結構淡々と物語は進み、ラストでなるほどと思わせる。2014/05/23

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

4
大沢さんの作品の中では、最初に本格的ハードボイルドを納得する迄読み込んだ。その後、内容の軽い物、目先の変わった物、そして短編集等が暫く続いた。今度の作品は、新宿鮫バリの超本格的ハードボイルドだ。小さな漁業中心の鄙びた町に現れた1人の男。何処かピントが少しズレている風。この男、莫大な遺産相続人かも?この男の出現で、小さな町に一大暴力団抗争が始まる。うだつの上がらない老刑事、謎の女性警察署長、2ツの暴力団幹部の人物、周りを取り巻く人達は魅力満載。本の内容はそれ以上。良い時間を貰えて感謝、感謝∼∼😆😆2019/05/28

ざび

3
往年の大名作「眠たい奴ら」あたりの雰囲気もありましたが、何となくほのぼのしてしまいました。主人公があまりにも余裕かましていたせい。剣呑な経過なのにね。2012/08/19

ロドリゲス

3
一気に読めます。干場の最後のドンデンは以外でした。何十年も前の恨みを晴らすために仕掛けた策略に次々と殺られていくストーリー。昔気質の柳がもっと前に出てきて欲しい感があります。あと、殿様って、他にいいネーミングなかったんでしょうかね?2012/06/26

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