講談社ノベルス<br> 新世界より

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講談社ノベルス
新世界より

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  • サイズ 新書判/ページ数 953p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061826601
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

1000年後の日本。「呪力」こと、念動力を手に入れた人類は、「悪鬼」と「業魔」という忌まわしい伝説に怯えつつも、平和な社会を築いていた。しかし、学校の徹底した管理下にあった子供たちが、禁を犯したため、突然の悪夢が襲いかかる!崩れ去る見せかけの平和。異形のアーカイブが語る、人類の血塗られた歴史の真実とは。

著者等紹介

貴志祐介[キシユウスケ]
1959年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業。生命保険会社に勤務後、作家に。1996年、『十三番目の人格―ISOLA』が第3回日本ホラー小説大賞長編賞佳作に選ばれる。1997年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞、2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞長編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

55
★★★★好き好きがある作品ではある。その一つに、少々ではあるがグロテスクなところがあることが上げられよう。表現や殺戮などを表現するうえで、ある程度のスプラッターやホラー的要素は致し方ない。が、バケネズミ他登場人物の見たくれの汚さが最後まで好きになれなかった。それ以外では、要素も未来の世界というSFだけでなく心理、科学/工学、生物学、戦闘、社会学など様々な知識を程よく取り入れられた上に、ミステリー的要素やファンタジー要素で表現された本当によくできた作品である。そういった意味で、最後は好きか嫌いかだけである。2017/08/26

カレイ.シュウ

47
長い!1000年後の日本の、超能力を持った人間と、はだかネズミを進化させた、高度な知能を持つハゲネズミたちの争いを描く。グロい表現と気持ち悪い虫やらなにやらがいっぱいっ出てきます。進化論、生物学、倫理観、社会正義等様々な知識、主題も展開されミステリー要素も絡み怒濤の展開です。世界観を受け入れるまでの忍耐は必要ですが楽しめます。あまりに本が分厚くて読むてが疲れるのが最大の難点ですね(´д`|||)2018/06/27

がらは℃

37
壮大な物語でとても面白かった!一つ一つの事象も丁寧に描かれ、現代への警鐘も各所にちりばめられ、素晴しかった。日本人だからこそ描けるSF・世界観であることも特筆すべきことと思う。個人的には、登場人物の鏑木と奇狼丸がMVP。。。日本の『指輪物語』と言っても過言ではない作品と思う。2009/11/26

たこやき

29
新書で950頁は、物理的な意味で読みづらかった(笑) ただ、「呪力」などの世界観で、少年たちの冒険譚として進んだ作品にも関わらず、最後に明かされる世界の真相は強烈。確かに、人類史を紐解けば、それに近いものはいくらでもあるわけだが、それをさらに一歩進めた、というか……。ある程度は、真相についても想像していたのだが、それでも、どんどん引きつけられ、十分な衝撃を受けた。十分な力作だと思う。2010/05/29

りょうこ

23
かなり面白かった!読みごたえ充分の厚さ…(笑)それでも手の痛みに耐えてでも読む価値あり!今までの読書歴ランキング塗り替えちゃいました(^-^)2010/06/04

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