内容説明
最強の小学生、てっちゃん・リョーチン・椎名―。ワルガキ三人組が、街のはずれにある薬屋・極楽堂、通称“地獄堂”の店主に不思議な言葉を教えられた。「なうまくさまんだばざらだんかん…」その呪文を唱えたとき、異世界への扉が開く！大人気「地獄堂霊界通信シリーズ」ここに完全復活。
著者等紹介
香月日輪［コウズキヒノワ］
和歌山県生まれ、『ワルガキ、幽霊にびびる！』（日本児童文学者協会新人賞受賞）で作家デビュー。『妖怪アパートの幽雅な日常１』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。大阪府在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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再び読書
46
香月氏お得意の子供を主人公にして、子供の目線を理解させていくパターンは今回は薄い。しかし、基本に流れるのは、子供にも平等に接すべき大人の姿かもしれない。前置きは長くなったが、そんな七面倒臭い事は考えずに、楽しく読める。じじいの救われない事に関する発言も興味深い。確かに、頑張ったから報われるわけでもない事実を認識させられる。しかし、子供はそれをどう受け取るかは一抹の不安がある。これは親の過保護な目線かも知れない。今年に入って作者が亡くなられた事を知り、少なからずショックだった。ご冥福をお祈りします。2015/01/09
かずよ
39
結構おどろおどとしい内容。でも面白かった！2012/05/07
Penguin
30
【図書館】この作品がデビュー作とは…凄い！ やっぱり香月さんの作品は、いつも捻くれず素直に受け取りたいと思う。2012/05/14
シロうさぎ
25
小学5年生のガキ大将三人組が、妖しい薬屋極楽堂の、じいさんの力を借りながら幽霊と立ち向かうのお話しが５編。私の大好きな妖怪アパートの著者、香月さんのデビュー作であり、子供向け作品を、大人も読めるよう書直したとの事。主人公達が小学生のことからか内容も軽い感じですが、一気に面白く読めました。香月さんらしい作品ですね。私のお気に入りは「地獄堕ち」です。下手な幽霊より怖いのは、やっぱ人間だ･･･。 2014/01/22
ヒロ＠いつも心に太陽を！
22
【漫画版は既読済】今回初めて原作を読んだが､みもりのｺﾐｶﾗｲｽﾞ版が如何に原作に忠実であったかがよくわかった(ﾟДﾟ*)そして文章で読む三人悪の物語がこれまた面白い！最初は漫画を読んだときに感じたように｢拙い表現も多いしやっぱ１０年以上も前に書かれた子供向けだな｣と一瞬思うけれど､不動明王尊･地蔵菩薩･文殊菩薩の力の助けを得て､それぞれの個性を発揮して不思議な事件に立ち向かう三人の子供ならではの純粋な正義感とかﾜｸﾜｸ感に触れて続きを知っていてもﾜｸﾜｸする(*^□^*)続きも楽しみ！2013/08/24
