内容説明
十月。霧舎学園の秋の行事第一弾は体育祭。琴葉と棚彦は体育祭実行委員に据えられる。準備の真っ最中の本番一週間前、校内で不審火が発生。パソコン教室のメールに残された「十月十日の殺人」との関連は?昨夜子の言動が事件解決の糸口になるのか。学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」“霧舎学園シリーズ”。十月のテーマは消去法。
著者等紹介
霧舎巧[キリシャタクミ]
1999年、『ドッペルゲンガー宮“あかずの扉”研究会流氷館へ』にて第十二回メフィスト賞を受賞しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダイ@2019.11.2~一時休止
50
私立霧舎学園ミステリ白書その7。今月は連続放火犯の消去法推理。先月に続き昨夜子が鍵を握る。でも早苗の設定ってこの解釈であってたっけ。2014/09/12
ヒロユキ
29
最早このシリーズ恒例のごちゃごちゃ感(笑)霧舎さんの本はミステリ的ガジェット満載でそこは好きなんだけど、操りや共犯者がちょっと多いのがネックだなぁ。今作に関してまるで脇野が脇野じゃないみたいだ。見直したゾ。2012/10/26
十六夜(いざよい)
10
10月。霧舎学園の秋の行事第1弾は体育祭。琴葉と棚彦は体育祭実行委員に据えられる。準備の真っ最中の本番1週間前、校内で不審火が発生。パソコン教室のメールに残された「10月10日の殺人」との関連は? 昨夜子の言動が事件解決の糸口になるのか。学園ラブコメディーと本格ミステリーの2重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」”霧舎学園シリーズ”。10月のテーマは消去法!2020/12/08
たこやき
10
テーマは消去法推理。だけど、序盤から不審火騒動に、謎のメール、不思議な店員など次々と謎が登場し、何が「主題の事件なのか?」が判りづらい。それらの伏線が、消去法推理に繋がっているのは確かだが、消去法推理のミステリを読んだ印象がイマイチ薄く感じた。細かなエピソードを積み重ねるので読みやすさは◎だが。それにしても、表紙と人物紹介のイラストは詐欺だと思う(実行委員なので、琴葉&棚彦、競技に参加してないし(笑))2010/09/18
ほたる
9
今までで一番難しかったかもしれない。色々と疑っていたけどほとんどが外れ。いつも話をややこしくしてるあいつはラストでやるじゃんと思った。ここまでくると結構前の月にも伏線張られてるんだなぁと思った。読み返すと新たな発見がありそう。運動してたっけ?2019/05/13