内容説明
宗教団体「苦楽苑」の若者信者四人が突然の集団自殺を遂げた。検死官はカルト的な自殺と断定したが、事件現場の不自然さを疑ったSTは調査を始める。少しずつ明らかになる事件の裏には、教団幹部の対立や自殺に加わらなかったもう一人の存在が浮上。STメンバー僧侶の山吹が禅を通して現代人の心の闇に迫る。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学在学中の’78年『怪物が街にやってくる』で第4回問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務などを経て、作家専業となる。その執筆ジャンルは幅広く、ミステリーをはじめ、伝奇、格闘小説と多彩である
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