講談社ノベルス<br> ろくでなし

講談社ノベルス
ろくでなし

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  • サイズ 新書判/ページ数 479p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061821026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

黒鷲。不良債務者を地の果てまでも追う黒木の呼称だ。彼の眼前で婚約者は凌辱され、精神は死んだ。二年後、偶然目にしたレイプ犯の写真で、黒木は再び黒鷲として蘇り、復讐に動き出す。だが次々と関係者は殺され、覚醒剤中毒者、娼婦、金融屋、ヤクザたちの影が蠢く。欲望を漲らせて、最底辺を生きる人間の恐怖。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちのこ

2
“黒鷲”と呼ばれる便利屋の黒木、かつては黒木の片腕だったが、シャブ中になっている速水、このふたりを軸に、サラ金の切取り屋やチンピラ、ヤクの売人、外人娼婦、悪徳医師など胡散臭い“ろくでなし”どもが彩りを添える。過激な暴力やを覆うような冷酷な描写に反して、明るいユーモアがおり込まれているのは著者の持ち味といえる。これがあるからそ、読み手は救われるのだ。あまりにも凄惨な過激描写ばかりでは、メッセージを受ける側は疲れてしまう。計算されたしたたかな手腕である。(2001.5記)2001/05/09

たくや

2
屈折した復讐劇ですかな。その独特の描写に今回も満足です。2012/10/13

葵堂

1
大概の小説は途中でオチが読めるけどこれは予想外のオチやったわ。。。2020/08/21

ma-no

1
シャブ神の歌が印象的。2000/10/26

subdub

1
おおくの”ろくでなし”がでてきます。 最近漫画のうしじまくんを読んでるんだけど、出てくるダメ人間がおおくのろくでなしに重なります。  最後のドンチャン騒ぎはこの作家お得意ですね。2008/09/19

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