講談社学術文庫<br> 中世ヨーロッパの城の生活

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講談社学術文庫
中世ヨーロッパの城の生活

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597129
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0122

出版社内容情報

堅牢な城はいかに造られ、城の内外ではどんな生活が営まれていたのだろうか。新たな中世史像を描いて定評ある著者のロングセラー!牢固とまた堂々と風格を漂わせ、聳(そび)える城。西欧中世、要塞のような城が陸続と建造されていった。城作りはいついかなる理由で始まったのだろうか。城の内外ではどのような生活が営まれていたのだろうか。ウェールズ東南端の古城チェプストー城を例に挙げ、年代記、裁判記録、家計簿など豊富な資料を駆使し、中世の人々の生活実態と「中世」の全体像を描き出す。

まえがき――チェプストー城
第1章 城、海を渡る
第2章 城のあるじ
第3章 住まいとしての城
第4章 城の奥方
第5章 城の切り盛り
第6章 城の1日
第7章 狩猟
第8章 村人たち
第9章 騎士
第10章 戦時の城
第11章 城の1年
第12章 城の衰退


ジョゼフ・ギ?ス[ジョゼフ ギ?ス]
著・文・その他

フランシス・ギ?ス[フランシス ギ?ス]
著・文・その他

栗原 泉[クリハラ イズミ]
翻訳

内容説明

牢固とまた堂々と風格を漂わせ、聳える城。西欧中世、要塞のような城が陸続と建造されていった。城作りはいついかなる理由で始まったのだろうか。城の内外ではどのような生活が営まれていたのだろうか。ウェールズ東南端の古城チェプストー城を例に挙げ、年代記、裁判記録、家計簿など豊富な資料を駆使し、中世の人々の生活実態と「中世」の全体像を描き出す。

目次

城、海を渡る
城のあるじ
住まいとしての城
城の奥方
城の切り盛り
城の一日
狩猟
村人たち
騎士
戦時の城
城の一生
城の衰退

著者等紹介

ギース,ジョゼフ[ギース,ジョゼフ][Gies,Joseph]
30年間にわたって中世の歴史の本を書きつづけている。現在、ミシガン州アナーバー近郊に在住

ギース,フランシス[ギース,フランシス][Gies,Frances]
30年間にわたって中世の歴史の本を書きつづけている。現在、ミシガン州アナーバー近郊に在住

栗原泉[クリハライズミ]
1965年、米国セント・メリー大学卒業(英語・哲学専攻)。エンサイクロペディア・ブリタニカ日本支社編集部勤務を経て、翻訳に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

26
何度も何度も読み返して、たくさん線を引いて、そんでもう手離しちゃって今手元に無い本なのだけど、「なんか、えがったな~」という吐息が、表紙を見ると出てくる。朽ちかけた、石づくりの城。廃墟のむこうに広がる紺碧の空。中世ヨーロッパの城での、領主とは? 奥方とは? 古くなったパンを切ったものを皿代わりとする食事、床にまく香り高い草。家令の手腕が問われる食糧の仕入れ、備蓄。鷹狩、鷹の世話……。廃墟で目を閉じ耳を澄ましてみよ、と著者はラストで言う。かつての城のざわめきが、時の彼方から聞こえてくるぞよ、と。2017/01/03

サアベドラ

24
中世ヨーロッパを象徴する建造物である城とそこでの生活風景を一般向けに平易に解説。著者のギース夫妻はともにアメリカ人の作家で歴史学者ではないが、丁寧に史料を引用して書いており(叙述史料に偏っているのが難点ではあるが)、プロの歴史家からも一定の評価を受けている。訳者は歴史の専門家ではない普通の翻訳家で、訳文はそこらの歴史家が訳したものより断然キレイだが案の定、専門用語と固有名詞(特にフランス語)にいくつか問題が見られる。ギース夫妻の本は何冊か訳されており、いずれも中世ヨーロッパの社会を手軽に知りたい人に有用。2014/03/06

たみ

20
中世(5世紀/9世紀~15世紀頃)の城と、人々の暮らしについての本。とりあげられているのはおもに12世紀前後、ウェールズのチェプストー城を多く例にあげて解説しています。巻頭にチェプストー城の見取り図、本文中に図、写真入り。写真は黒色が濃いめ。当時の買い物リストや家令の仕事、家畜、食べ物、女性の活躍、騎士の誓約など、歴史や建築物に興味のある人だけではなく広範囲な読者が楽しめそう。ふせんを大量消費したけど、特に印象的だったのは2点。暖炉の登場で主従の距離感が変わった。窓ガラスは13世紀に登場し14世紀に普及。2014/11/15

歩月るな

16
『中世ヨーロッパの農村の生活』を内容は前後するが先に読んでいるので、城の生活と言ってもその領民の生活と切り離して考えることは出来るものではない事がわかる。あんまり評価されていないジョン失地王もこういう文脈だと結構頑張っていて面白い。城の奥方と関連してアルベルトゥス・マグヌスの『女性の秘密』なるものが引用されているが、当時はそうだったと理解しておく事が大切なのだという事。狩猟生活(貴族の)や武芸試合のフェス感。他のシリーズ本『都市の生活』『騎士』『家族』などもあわせて情報を統合させていく楽しみは尽きない。2018/09/20

kaze

15
イングランドのチェプストー城を例に、中世ヨーロッパの城とその内外の生活について述べた書。西欧で城作りが始まった来歴や、その変遷。西欧の封建制とはいかなるものか。人々の食生活や暮らしの様子。年代記や裁判記録、家計簿などの資料から解説されていて、興味深く読んだ。中世イングランドの内部での抗争はちょっと日本の戦国時代に似ているなあとも思った。あとヘンリー3世がめちゃくちゃがめついなという印象が残った。2022/10/07

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