講談社学術文庫<br> 経済学の歴史

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講談社学術文庫
経済学の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597006
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C0133

出版社内容情報

ケネー、スミスからマルクスを経てケインズ、シュンペーター、ガルブレイスに至る12人の経済学者の生涯と理論を解説。スミス以降、経済学を築いた人と思想の全貌創始者のケネー、スミスからマルクスを経てケインズ、シュンペーター、ガルブレイスに至る12人の経済学者の生涯と理論を解説。
『経済表』を考案したケネーはルイ15世寵妃の侍医であり、『国富論』の著者・スミスは道徳哲学の教授だった。興味深い経済学草創期からリカード、ミル、マルクス、ワルラスを経てケインズ、シュンペーター、ガルブレイスに至る12人の経済学者の評伝と理論を解説。彼らの生きた時代と社会の発展をたどり、現代経済学を支える哲学と思想を再発見する。

経済学の歴史を学ぶ理由の1つは、現代理論を盲信する危険性を防ぐことにあると思われる。例えば、スミスは、本来、絶妙なるバランス感覚の持ち主であり、決して極端な自由放任主義者ではなかったが、いつの間にか自由放任主義哲学の元祖として「自由至上主義者」たちに学問的にも政治的にも利用されるようになった。だが、それがわかるには、そもそもスミスが何を考えていたのか正確に知っておかなければならない。経済学史の効用の1つがここにある。――<本書「プロローグ」より>

プロローグ なぜ経済学の歴史を学ぶのか
第1章 フランソワ・ケネー――「エコノミスト」の誕生
第2章 アダム・スミス――資本主義の発見
第3章 デイヴィッド・リカード――古典派経済学の完成
第4章 ジョン・ステュアート・ミル――過渡期の経済学
第5章 カール・マルクス――「資本」の運動法則
第6章 カール・メンガー――主観主義の経済学
第7章 レオン・ワルラス――もう1つの「科学的社会主義」
第8章 アルフレッド・マーシャル――「自然は飛躍せず」
第9章 ジョン・メイナード・ケインズ――有効需要の原理
第10章 ヨゼフ・アロイス・シュンペーター――「創造的破壊」の世界
第11章 ピエロ・スラッファ――「商品による商品の生産」
第12章 ジョン・ケネス・ガルブレイス――「制度的真実」への挑戦


根井 雅弘[ネイ マサヒロ]
著・文・その他

内容説明

『経済表』を考案したケネーはルイ十五世寵妃の侍医であり、『国富論』の著者・スミスは道徳哲学の教授だった。興味深い経済学草創期からリカード、ミル、マルクス、ワルラスを経てケインズ、シュンペーター、ガルブレイスに至る十二人の経済学者の評伝と理論を解説。彼らの生きた時代と社会の発展をたどり、現代経済学を支える哲学と思想を再発見する。

目次

なぜ経済学の歴史を学ぶのか
フランソワ・ケネー―「エコノミスト」の誕生
アダム・スミス―資本主義の発見
デイヴィッド・リカード―古典派経済学の完成
ジョン・ステュアート・ミル―過渡期の経済学
カール・マルクス―「資本」の運動法則
カール・メンガ―主観主義の経済学
レオン・ワルラス―もう一つの「科学的社会主義」
アルフレッド・マーシャル―「自然は飛躍せず」
ジョン・メイナード・ケインズ―有効需要の原理
ヨゼフ・アロイス・シュンペーター―「創造的破壊」の世界
ピエロ・スラッファ―「商品による商品の生産」
ジョン・ケネス・ガルブレイス―「制度的真実」への挑戦

著者等紹介

根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了・経済学博士。京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は現代経済思想史
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感想・レビュー

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kk

16
スミス、マルクス、ケインズを始めとする12人の経済学者について、それぞれの時代背景に触れながら理論のエッセンスを紹介。各人の思想・理論が如何なる問題意識から生じたか、その後の経済学の歩みにどのような影響を与えたかを概説。手際良くまとめられているので、頭の整理をするのに最適かも。他方、これは一般向けの概説書ではあるものの、決して入門書ではないので、前提知識無しに読むのは辛い。kkはかなり苦労しました。それにつけても、驚くべきは著者の該博さ。いったいこれまでどんだけの書物・論文を読んでこられたんだろ。2020/07/18

またの名

15
時々数式が入る一見すると地味な解説ぽいが例えばアダム・スミスを自由放任主義とする俗説に異論を唱え、国家の責務として①軍事②法秩序維持に加え③大規模な利益を産む公共事業を挙げていた事実に注視。そんな感じでミルについても漸進主義的だけど相続権は私的所有の原理に反すると論じてたのを取り上げ、「ケインズ革命が創り出した神話によって、ケインズ以前の経済学者はすべて自由放任主義者であったという誤解が巷に広がっている」と指摘。短期的な利益を求め満ち足りた多数派と下層階級の米国分断を予言するガルブレイスで、綺麗に閉じる。2021/01/21

Haruka Fukuhara

11
ざっと。面白かった。時間があるときに再読しよう。2017/09/03

ふみすむ

11
歴史や制度を扱う経済学者はしばしば主流派の新古典派経済学に批判的であるため、経済学史や経済思想を扱う学者に対しては、どの立場からそれを述べているのか常に注意する必要がある。しかし、アダム・スミス、マルクス、ケインズを含めた12人の経済学者に章を割き、その生涯や思想や理論を紹介している本書は主流派批判一辺倒でもなければ、重農主義のケネーから新リカード派のスラッファ、制度派経済学のガルブレイスに至るラインナップによってむしろ主流も異端も相対化してしまうほどバランスがとれたものとなっている。2017/05/25

masawo

9
経済学の大御所たちの理論をプチ伝記とともにお届けする。興味のある人物の箇所だけを参照しても良いが、通読することで誰が誰の理論を受け継いでいるとか逆に敵対視してるとかの相関関係が楽しめる。ケインズ・シュンペーター辺りが見どころ。2021/09/08

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