講談社学術文庫<br> 文化としての近代科学―歴史的・学際的視点から

講談社学術文庫
文化としての近代科学―歴史的・学際的視点から

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061594159
  • NDC分類 402
  • Cコード C0140

内容説明

現代文明と豊かな生活をもたらした自然科学は神の造った秩序を求める西洋の学問の所産であった。太陽や月との距離を測定したギリシア人、驚くべき見事な宇宙体系を構築したプトレマイオス、近代科学革命の担い手、コペルニクスやニュートン…。各時代の思想・文化・社会との関係を重視し、人間の営みとしての西洋科学の歴史を興味深く綴る。

目次

第1章 天球の秩序
第2章 「太陽が王座に」
第3章 宇宙の調和
第4章 宇宙とその中の地球
第5章 科学の世界と価値の世界
第6章 落ちるりんごと落ちる月
第7章 科学と科学技術の新時代
第8章 創造と進化
第9章 日本の近代化と科学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

0
再読。初めて読んだ時の感動とはまた違ったところでゾクゾクする感動がありました。科学の営みというのは、その実、経験をどのように定義して整理するか、ということなのだと感じます。科学史上に生まれては消えていった諸説もその担い手個人の人生の発露であり、その時代、社会の枠の中で経験に誠実に向き合い、努力して取り組んだ結果として生まれてきたものなのだと解するべきで、独立した思索として尊重すべきです。少なくとも、後世に生まれたというだけで、この英知と労苦の結晶の数々を一方的に裁けると思っているような奴らは恥を知るべき。2014/11/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1016617
  • ご注意事項