内容説明
東京裁判は、はたして公正な裁判だったのだろうか。法廷に提出すべく弁護側が作成、準備したにもかかわらず、裁判長によって却下され、または未提出に終わった厖大な資料が残された。本書は、戦後五十年を期してまとめられた、その『東京裁判却下未提出弁護側資料』のうち、もっとも重要な十八篇を抜粋したものである。東京裁判を正しく認識し、明日の日本の展望を拓く、現代史研究に必携の史料集。
目次
第1部 弁護側反証段階の総論
第2部 弁護側反証の一般及び個別段階
第3部 弁護側最終弁論及び付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
16
東京裁判は、はたして公正な裁判だったのだろうか。法廷に提出すべく弁護側が作成、準備したにもかかわらず、裁判長によって却下され、または未提出に終わった厖大な資料が残された。本書は、戦後五十年を期してまとめられた、その『東京裁判却下未提出弁護側資料』のうち、もっとも重要な十八篇を抜粋したものである。東京裁判を正しく認識し、明日の日本の展望を拓く、現代史研究に必携の史料集。 (カバーより)2014/05/06
みみっちい二十九
1
第二次世界大戦の戦争犯罪人を裁く東京裁判。本書は日本側の膨大な弁明資料の抜粋である。東京裁判の正当性の問題。国際法上の妥当性の問題。如何にして日本は戦争に巻き込まれたのか。日本側の主張・当時の状況を窺い知ることが出来た。今までは、原子爆弾に関して、もし使用されなければ、より多くの人命が失われたということで納得していた。しかし、民間人の大量虐殺であることには間違いなく、その行為が裁かれていないことに対する疑問は当然のものだと気付かされた。(続く)2015/03/30
とし
0
知らない事だらけでした…もっと他の本も読んでみようかと思う。2017/05/23