講談社学術文庫<br> 『源氏物語』を江戸から読む

講談社学術文庫
『源氏物語』を江戸から読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061591721
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0195

内容説明

中世以来『源氏物語』の注釈は公卿の師弟間の口伝でなされてきたが、出版技術の確立した江戸期に多彩な源氏学が開花した。本居宣長「もののあはれ論」はじめ、国学者・儒学者・文人たちの江戸源氏学のの諸相と、井原西鶴『好色一代男』、柳亭種彦『田舎源氏』等のパロディ群出現で庶民に浸透した世俗化現象を分析。江戸文化が不滅の古典『源氏物語』をいかに享受し、消化したかを縦横に考察した意欲作。

目次

第1部 『源氏物語』を江戸から読む(最初の密通はいつおこなわれたか;くもる源氏に光る藤原;英才教育のイロニイ;都会文学としての田舎源氏;江戸王朝の栄華の夢)
第2部 江戸源氏学入門(「もののまぎれ」と「もののあはれ」;注釈から批評へ;「語り」の多声法;古典文学の通俗化;江戸儒学者の『源氏物語』観;「語り手」創造)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

16
気になるんだけど踏み入れてはならない領域。僕にとって『源氏物語』はそんな存在。よって本体自体、五月雨的につまみ喰いでしか読んだ事はないのだが、『源氏物語』考察本は大好きなんですよね~。これは力作です。2012/12/02

よっちん

1
レポート用に。偽紫田舎源氏の話とかおもしろかった。2009/08/09

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