出版社内容情報
【内容紹介】
本書では西洋音楽史の形式をとりながら、単なる年代記的な現象記述とは趣を異にした音楽の内面史が語られる。ミサ音楽の歩みを音楽と言語とのたえざる対決の歴史として、音楽の言語化、言語の音楽化という弁証法的過程の歴史として捉えるのである。若き精神医学者としてミュンヘン大学に留学した訳者が、ゲオルギアーデスの講義を聴講して感銘を受け、敬愛をこめて訳出した西洋音楽史の歴史的名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひばりん
5
西欧における宗教音楽の「世俗化」を、音楽と言語(歌詞)の関係に着目して論じた古典的名著。ラテン語とドイツ語の音韻的特性に着目して、作曲家ごとに時代を追って検討していく。その結果明かされるのは、音楽が宗教的な歌詞からますます独立して制作されるようになったことで、かえって音楽自体が聖なる儀式として大衆社会における特異なジャンルを形成した歴史である。
Haruka Fukuhara
4
ちょっと難解だけどすごく興味深いことを言っている気がした。いずれじっくりと読みたい。2017/03/21
かえる
0
とりあえず読んどかなきゃな。 やはり外国の音楽なわけで、理解が重要。
AiTaka_twi
0
★★★★☆2011/03/19
HK
0
難し過ぎて、降参!!2021/01/04