講談社学術文庫<br> 密教の哲学

講談社学術文庫
密教の哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061588844
  • NDC分類 188.5
  • Cコード C0114

内容説明

人の心の深淵に眼をひらき、そこで成就される個と全との神秘的な合一に、初めて確かな洞察を向け、それを全身的に把握する実践と儀礼の体系をつくり、上げた密教―。本書は、空海が体系化した教学を中心に、密教のもつ世界観・認識論・実践哲学・仏陀論などの基本的な構造を明らかにした。2千年に及ぶインド仏教の歴史全体の結実であり、また、仏教伝播の総決算ともいわれるその神秘思想に迫る。

目次

第1章 密教とは
第2章 密教の形而上学―阿字・六大の哲学
第3章 密教の認識論―マンダラの哲学
第4章 密教の仏陀観
第5章 密教の実践哲学―三密と戒
第6章 密教の周辺

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

非実在の構想

3
密教がいかなるものか知る端緒として優れていると思う。特に曼陀羅の解説は明瞭。ただ密教は仏教の終端であるから、それ以前を概観しておかねばならず、難しい。2016/01/18

和沙

0
密教初心者なので、こういうマトモな哲学から入った方が偏見がなくていいかなーと思ってましたが…なるほどわからん!解説によるとかなり優論らしいので、もっと勉強してから読んでみたい。2011/06/02

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