講談社学術文庫<br> 資本論入門

講談社学術文庫
資本論入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061581463
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C0133

出版社内容情報

【内容紹介】
日本のマルクス経済学研究の最高峰に位置する著者の業績は、宇野経済学の名の下に、科学とイデオロギーの峻別、原理論・段階論・現状分析の三段階論の方法、『資本論』の独自な解釈、などの特色をもつ体系として結実した。このマルクス経済学の泰斗が、『資本論』の構成と内容を論じた本書は、単なる解説的入門書ではなく、創造的研究に基づいてその解明を試みたものであり、『資本論』を深く学ぼうとする人にとって不可欠の名著である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Happy Like a Honeybee

8
資本論を読みもせず、資本論は古いとは言語道断(宇野弘蔵)廣松渉氏の資本論入門より読みやすい。商品、貨幣、資本の形態の発展をもって全社会が組織されている。労働日は変化し得るもので、労働力の資本による搾取程度を表すと同時に、一国の労働者のいかなる支配を示す。労働力を商品として売らなければ生活しえない自分にとっては、資本主義を考えるのに最適な一冊であった2016/03/15

Soma Oishi

1
二回目再読 読んだことを全く記憶していない。今回はかなり有益だった。たぶん一回目は全く理解していない。「宇野弘蔵著作集」は近いうちに読みたい。一応予定としてはマルクスの「グルントリッセ」を手に入れ読んでみたい。その後は同じくマルクスの「剰余価値学説史」を読みたい。それから宇野弘蔵の「経済原論」を読み「資本論」の再読といきたい。宇野弘蔵に開眼した。宇野弘蔵の良さに気付けたことは大きな収穫でした。2015/04/24

かみかみ

1
評価:★★★★ 日本のマルクス経済学の第一人者による『資本論』の解説書。資本家が商品の価値がその利用価値以上の価格となる剰余価値の獲得を目指すものであり、そのために資本の蓄積や流通が進行するというメカニズムを解く。剰余価値の最大化を目指すという資本家の目的があるために、技術が向上して生産量が増えても労働者の労働時間が短くならないという事実は現在にも当てはまる。まだまだ『資本論』から学べることに事欠くことはないだろう。2013/08/20

フォンテーヌ赤井

0
資本論入門の名に相応しい。とにかく読みやすい。 無論宇野大先生が別の著作で書いている通り、マルクスの資本論を読まずに入門書だとかなんだとかで知った気になるのは止めるべきである。まずは資本論と併読しよう。2024/02/17

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